献身   1962年(昭和37年)       ドラマ傑作選

直線上に配置




電車の中で知り合った女・朝子(小畑絹子)の美しさに惹かれた検事の柏木(水村泰三)。

しかし彼女は、麻薬所持の容疑で拘置されている男・一条(川合伸旺)の妾だった。


朝子は、都内の繁華街で小さなバーを経営していた。その店に、柏木は足繁く通った。


他人の目から見れば、無償とも思える愛情をその男・一条にひたむきに傾ける彼女を知って、

柏木はますます激しい愛の炎を燃やすのだった。


男のために献身的に尽くす女の生きざまを描いた昼の帯ドラマ。



ヒロイン朝子を演じた小畑絹子は、もと新東宝の若手人気女優だった。

その新東宝は、映画業界斜陽化の波を受け、1961年(昭和36年)に倒産。


小畑は、テレビに活路を見出し「よろめき女優」としてブレイク。

新東宝での先輩・池内淳子と並び、一躍昼メロスターの座を獲得した。



(制作)NTV(原作)丹羽文雄(脚本)木村重夫

(配役)瀬川朝子(小畑絹子)柏木啓(水村泰三)一条英信(川合伸旺)妻・房子(楠田薫)


直線上に配置