君の瞳に恋してる!   1989年(平成1年)       ドラマ傑作選

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福岡から上京した高木瞳(中山美穂)は、背伸びしたい年頃の女子大生。


憧れの東京・代官山に、気に入ったマンションを見つけるが家賃が高い。


そこで、友達の麻知子と照代と三人でルームシェアをすることに。

家賃は14万円だが、三人でシェアすれば、一人5万円足らずで住める。


ところが隣に、失礼な男二人が引っ越してくる。

フリーターの鈴木元(前田耕陽)と、大学二年の宮下耕平(大鶴義丹)だ。




軟派男の元は、同い年の瞳に、しつこく何度もアプローチしてくる。

だが瞳は、ひそかに心を寄せる男性がいた。

それは、大人の雰囲気に溢れたラジオディレクターの森田(石田純一)だった。




東京・代官山を舞台に、若者たちの出会いと別れを描く恋愛トレンディドラマ。


トレンディドラマとは、若い女性を対象としたオシャレでハイカラなドラマだ。


大きく分けると(1)美男美女の恋模様が描かれる。(2)住宅が豪華でインテリアもリッチ。

(3)ロケ地がオシャレなスポットばかり。(4)肩書がカタカナの職業、などなど。


主人公・高木瞳は、女子大生だが、学校にディスコにでも行くかとばかりにオシャレしていく。

さらにハイヒールまで履いていく。食事もほとんど外食で、高級志向の贅沢な店ばかりだ。


こういった視聴者と等身大でない登場人物や舞台設定に、若いOLや中高生が飛びついたのは、
ごく自然なことだった。


当時はバブルの全盛期であり、この時流に乗ったトレンディドラマは、憧れのライフスタイルを
視聴者に提供していたのである。
   

 
(制作)フジテレビ(脚本)伴一彦

(配役)高木瞳(中山美穂)望月麻知子(菊池桃子)小林照代(藤田朋子)鈴木元(前田耕陽)宮下耕平(大鶴義丹)
森田茂樹(石田純一)森田アキコ(石野真子)宮下螢子(かとうかずこ)山下康(吉田栄作)



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