リーガル・ハイ   2012年(平成24年)       ドラマ傑作選

直線上に配置




黛真知子(新垣結衣)は、三木法律事務所に勤める新人弁護士である。


彼女は、殺人嫌疑をかけられた青年の弁護を担当していたが、敗訴してしまう。

だが、裁判の結果に不満をもつ真知子は、控訴して戦うことを決意する。



翌朝、電車に乗っていた彼女は、ひとりの老人にあいている席を勧める。

だが、その隙きをついて座ってしまった男に嫌悪感を抱く。






出社した真知子は、事務所の秘書に、古美門法律事務所に相談するよう勧められる。

所長の古美門は、訴訟で一度も敗けたことのない敏腕弁護士だという。


彼女が事務所を訪ねると、そこには今朝、老人の席を譲らなかった男がいた。

彼こそが訴訟の勝率10割を誇る天才弁護士・古美門研介(堺雅人)であった。



偏屈で毒舌家の弁護士・古美門研介が、誰もが有罪であると信じて疑わない被告を、
周到な根回しと奇想天外な策略によって無罪へと導いていく法廷コメディ。


正義感は強いが融通が利かない新人弁護士・黛真知子と丁々発止のやり取りを繰り広げる。


とにかくクセの強いキャラクターである古美門の、膨大で早口のセリフが
このドラマの特長で、毎回、辛辣ではあるが、胸のすく主張をまくしたてる。



これまでの弁護士ドラマと言えば、法と正義を守り、弱者を救済するという、
ある種ヒーローのように格好良く描かれてきた。


だが、裁判に勝つためならなんでもする駆け引きと策略の天才・古美門を通じて
弁護士の本質とは何かを改めて問いかける作品となっている。
   

 
(制作)フジテレビ(脚本)古沢良太

(配役)古美門研介(堺雅人)黛真知子(新垣結衣)服部(里見浩太朗)三木長一郎(生瀬勝久)沢地君江(小池栄子)
 


直線上に配置