ローン・レンジャー 1958年(昭和33年) ドラマ傑作選
西部開拓時代のテキサス。町の警備隊員たちは、無法者一味を追跡中に罠にかかり、
隊長以下五人が殺害され、隊長の弟リードだけが一命を取り留める。
インディアンのトントの助けを得て体力を回復したリードは、兄の形見のベストから作った
黒いマスクを身につけ、自らローン・レンジャーと名乗り、法と正義のために立ち上がる。
西部の伝説の英雄ローン・レンジャーが、覆面姿で白馬にまたがり、いずこともなく現れ、
正義のために無法者を懲らしめる。その颯爽とした姿に人気が集まった。
番組の冒頭から、ロッシーニの勇壮な「ウィリアム・テル序曲」が鳴り響き、覆面ヒーローと
頼れる相棒が悪を討つ、その痛快な勧善懲悪ストーリーが、大人気を博した。
ローン・レンジャーが、愛馬シルバーを発信させる掛け声「ハイヨー、シルバー!」や、
トントが主人公を呼ぶ言葉の「キモサベ」(信頼できるヤツ)は、流行語になった。
ローン・レンジャー(The Lone Ranger)(制作)ABC(アメリカ)(放映)KRテレビ
(配役)ローン・レンジャー(クレイトン・ムーア)(声:千葉順二、若山弦蔵、広川太一郎)
トント(ジェイ・シルヴァーヒールス)(声:高城淳一)