ラブジェネレーション 1997年(平成9年) ドラマ傑作選
哲平(木村拓哉)の誕生日、理子(松たか子)は雨のなか、彼の家の前で帰りを待ち続ける。
哲平が帰宅したのは、さんざん待った後だったが、理子は偶然通りかかったと言って、彼の誕生日を祝う。
しかし、用意していたバースディケーキが崩れているのに気づき、あわてて隠そうとする。
二人は押し問答をしたあげく、哲平の手が、ふと理子の手に触れる。
「おまえ、なんでこんな手冷たいんだよ? 待ってたのか、ずっと」
広告代理店の制作部門から営業に回されクサる哲平。
さらには、生意気な腰掛けOL・理子に自慢のロン毛をバッサリと切られてしまう。
意に添わない異動にとまどい軋轢を繰り返す哲平に、理子は反発を感じるが、
お互いのぶつかりあいの中で、二人は次第に気持ちが近づいていく。
そんななか、哲平は、かつてのガールフレンド・水原さなえが兄・荘一郎と婚約したことを知る。
心を揺らす哲平と、切ない思いを抱えながら素直になれない理子とのじれったい恋愛模様が描かれる。
「月9」枠で放映され、平均視聴率30.8%を記録した大ヒットドラマ。
(制作)フジテレビ(脚本)浅野妙子
(配役)片桐哲平(木村拓哉)上杉理子(松たか子)黒崎武士(平田満)
片桐荘一郎(内野聖陽)水原さなえ(純名里沙)吉本民夫(川端竜太)高木エリカ(藤原紀香)