アイ・ラブ・ルーシー 1957年(昭和32年) ドラマ傑作選
ニューヨークに住む陽気な専業主婦ルーシー。
ショービズ界に憧れる彼女は、バンド・リーダーである夫リッキーのショーに
潜り込んでは、調子はずれな演奏でかき乱したり、勘違いや嫉妬心から夫に
ワナを仕掛けたりと、親友夫婦も巻き込んで大騒動を巻き起こしてしまう。
1950年代の放映時、アメリカ国内最高の視聴率を記録したホームコメディの傑作。
ちゃっかり屋であわて者のルーシーと、二流楽団を率いてうだつの挙がらない夫・リッキー
の夫婦を中心に巻き起こる事件を笑いと共に描く。
ルーシーのコミカルでバイタリティー溢れるキャラクターが、実生活でも夫婦だった二人の
息の合った演技に支えられて、視聴者の爆笑を誘い、人気シリーズとなった。
また本作は、番組を公開収録し、観客の本物の笑い声を入れたことも人気の一因となったが、
このことは、国産のコメディ番組への道を切り開く刺激剤ともなった。
アイ・ラブ・ルーシー(I Love Lucy)(制作)CBS(アメリカ)(放映)NHK
(配役)ルーシー・リカード(ルシル・ボール)(声:桜京美)リッキー・リカード(デジ・アーナズ)(声:柳沢真一)
エセル・マーツ(ヴィヴィアン・ヴァンス)(声:林洋子)フレッド・マーツ(ウィリアム・フローレイ)(声:滝口順平)