曲げられない女 2010年(平成22年) ドラマ傑作選
弁護士になろうと、9年続けて司法試験に挑んでいる荻原早紀(菅野美穂)。
法律事務所で助手をしながら勉強中だが、所長(西岡コ馬)には結婚を勧められ、
彼氏で弁護士の正登(塚本高史)からは、高額な指輪と共にプロポーズをされる。
ある日、法律事務所に正登の同級生で建築会社を不当解雇された仲野が訪れる。
早紀は正登をサポートし、彼の弁護のために動きだす。
だが所長は、仲野を解雇した会社と顧問弁護士の契約を結ぼうとしており、
二人に仲野の依頼を断るよう告げる。
納得出来ない早紀は「弱い立場の人を救うのが弁護士の使命では」と抗議するのだが、
「正義を貫くことではなく、クライアントの利益を守るのが弁護士」と言われてしまう。
菅野美穂が演じる荻原早紀は、他人と妥協をせず、わが道を貫くアラサー独身女性。
仕事や彼との結婚に折り合いをつけろ、と言われても生き方は曲げられない。
よく言えば自分に正直、悪く言えば融通がきかない。そんな自分を変えられない
要領よく生きることと対極にある女性だ。
だが空気を読むことがよしとされる時代、本音を言えずに溜め込んでしまいがちになる。
そんな中、ぶれずに信念を貫こうとするヒロインはまぶしい存在なのかもしれない。
(制作)日本テレビ、5年D組(脚本)遊川和彦
(主題歌)aiko「戻れない明日」(作詞作曲:aiko)
(配役)荻原早紀(菅野美穂)長部璃子(永作博美)坂本正登(塚本高史)増野所長(西岡コ馬)
藍田光輝(谷原章介)荻原光(朝加真由美)仲野貫一 (近藤公園)