警部マクロード   1975年(昭和50年)       ドラマ傑作選

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ニューメキシコ州の警部補マクロードは、ニューヨーク市警に研修でやってくる。

カウボーイハットに乗馬靴で、大都会ニューヨークを馬に乗ってかっ歩する彼に

同僚たちは奇異な目を向ける。


だが、そんな田舎者丸出しのマクロードは、都会的な捜査法にこだわる同僚を

尻目に、野性的カンで事件を次々と解決していくのだった。


あるとき、バイクを駆使して牧場の牛を根こそぎ強奪して行く牛泥棒一味が出没。

上司のクリフォード刑事部長は、マクロードの腕を見込んで、その牛泥棒一味を

一網打尽にするよう命じるのだった。




ニューメキシコの地方警察からやってきた警部補のマクロードが、ニューヨークを舞台に

場違いなウェスタンルックとコルト拳銃を片手に犯罪者に立ち向かっていく現代版西部劇。


上司のクリフォード部長は、そんなマクロードの力量は認めながらも、破天荒な行動に

振り回されるのが常だった。


番組は前作の「刑事コロンボ」と同じ土曜夜八時の時間枠で、本格サスペンスの「コロンボ」

に対して「マクロード」はアクション活劇が主体だった。


そのため「静」の「刑事コロンボ」、「動」の「警部マクロード」と称され、1970年代人気を

二分した傑作TVシリーズとなった。


本作のヒットにより、当初研修に来たはずのマクロードは、結局足かけ七年もニューヨークに

滞在することになってしまった。



警部マクロード(McCloud)(制作)NBC(アメリカ)(放映)NHK

(配役)マクロード(デニス・ウィーバー)(声:宍戸錠)クリフォード(J.D.キャノン)(声:加藤武)

ジョー(テリー・カーター)(声:橋本功)デューイ警部補 (ジョン・デンバー)(声:飯野おさみ)

ピアソン(オースティン・ストーカー)カルロ・バンドゥッチ(ヴィック・テイバック)


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