謎解きはディナーのあとで 2011年(平成23年) ドラマ傑作選
宝生麗子(北川景子)は、警視庁国立署に勤務する女性刑事である。
実は彼女の正体は、世界的に有名な大財閥「宝生グループ」のお嬢様だ。
だが身分を隠して公務に汗を流すことが、彼女の生きがいとなっている。
あるとき、アパートの一室で女性が絞殺されるという事件が発生する。
死体は、鍵をかけた部屋の中で、床にうつ伏せの状態で大の字になっていた。
さらに不思議なことに、女性は、室内なのにブーツを履いたまま倒れていた。
謎の事件に遭遇した麗子は、執事の影山(櫻井翔)に事件のあらましを話す。
すると、銀縁メガネの奥の瞳を輝かせながら、影山が次のように言う。
「この程度の真相がお判りにならないとは、お嬢様はアホでいらっしゃいますか?」
全国の書店員が売りたい本を投票で選ぶ「本屋大賞」を受賞した東川篤哉の同名小説をドラマ化。
富豪の令嬢という身分を隠して働く女性刑事と、その執事が難事件を解決するユーモアミステリー。
櫻井翔が演じる執事・影山の冴えわたる推理とともに、暴言すれすれの「毒舌」も見どころ。
また北川景子が演じるお嬢様の上司で、お坊ちゃん警部を椎名桔平がコミカルに演じている。
本作は原作の大ヒットも重なり「お嬢様の目は節穴ですか?」の流行語も生まれるなど人気を集め、
大好評につき、2013年に劇場用映画版が制作、公開された。
(制作)フジテレビ(原作)東川篤哉(脚本)黒岩勉
(配役)影山(櫻井翔)宝生麗子(北川景子)風祭京一郎(椎名桔平)山繁悟(中村靖日)並木誠一(野間口徹)
宗森あずみ(岡本杏理)江尻由香(田中こなつ)唐沢(伊東四朗)吉本瞳(木南晴夏)田代博之(戸次重幸)白井靴子(伴杏里)