御宿かわせみ   1980年(昭和55年)       ドラマ傑作選

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両替商のひとり息子が身代金目的に誘拐される。

母親が身代金を持って行くが、母子は殺され、お金もとられてしまう。


同心・畝源三郎(山口崇)は血眼になるが、犯人の手がかりは掴めない。

しかも、その後も誘拐事件は次々と起こるのだった。


一方、神林東吾(小野寺昭)が師範代を務める道場に、女剣士が試合を挑みに来る。

女剣士は東吾に破れるが、その後どうやら東吾に惚れてしまったらしい。


東吾の幼馴染で、かわせみ宿の女主人・庄司るい(真野響子)は気が気でなかった。





1973年「小説サンデー毎日」に連載された平岩弓枝の同名小説のドラマ化。


江戸・柳橋の旅籠「かわせみ」の女主人るいと、その幼馴染で剣の達人・神林東吾の
恋模様を軸に、二人の周辺に起きる事件と庶民の哀歓が人情細やかに描かれる。


江戸の町の風物や年中行事、四季の移ろいが各話に織り込まれ、そのしっとりとした
情緒が視聴者を惹きつけていた。


八丁堀与力・神林東吾と同心・畝源三郎の友情、かわせみの番頭や女中頭たちの
温かい交流も番組の魅力となっていた。
   

 
(制作)NHK(原作)平岩弓枝(脚本)大西信行

(配役)庄司るい(真野響子)神林東吾(小野寺昭)畝源三郎(山口崇)神林通之進(田村高広)神林香苗(河内桃子)
嘉助(花沢徳衛)お吉(結城美栄子)長助(大村崑)松浦方斉(宮口精二)小田ひろ(安奈淳)



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