俺たちの朝 1976年(昭和51年) ドラマ傑作選

大学を中退した修治(勝野洋)と勇夫(小倉一郎)は下宿を追い出されてしまう。
二人は、先輩の太作(秋野太作)の鎌倉の離れが空いていることを聞きつける。
二人はリヤカーに家財道具を乗せ、太作を頼って鎌倉までやって来た。
だが、そこには勝ち気な美大生・麻子(長谷直美)がおり、三人は一つ屋根の下、
奇妙な共同生活を始めることに…。
都会での暮らしに息苦しさを感じた、お調子者の修治(勝野)、内気な勇夫(小倉)、
そして勝ち気な麻子(長谷)の三人。彼らは鎌倉の下宿で共同生活をスタートさせる。
修治の将来の夢は、ヨットでの世界一周、勇夫は舞台役者の道に進むこと、
そして麻子の夢は、染色デザイナーになること。
それぞれの夢の実現のために、三人は共同でジーンズショップを始めるが、
やがて下宿の家賃の支払いも苦しくなり、店の奥に引っ越すことになる。
しばらくすると、その店も、ついに行き詰まってしまう…。
彼らの夢は、いったいどうなってしまうのかが、見どころのひとつだが、もうひとつは
この三人の恋愛模様だ。男二人と女一人が同じ屋根の下で共同生活を営む。
当然この三人は、泥沼の三角関係になる可能性もある。
修治は、女性を強引に引っ張る男らしいタイプであり、一方、勇夫は内気で優しく、
どこか母性本能をくすぐるタイプだ。
麻子が最終的に、どちらを選ぶかという点も気になるところだ。
ドラマの舞台となった鎌倉の極楽寺駅周辺は、一躍若者たちの人気スポットになった。
江ノ電の記念切符にも、ドラマのワンシーンが描かれるなど、本作は好評のうちに、
約一年の放送期間を完走した。
本作の平均視聴率は、10.4%を記録し、裏番組に大河ドラマやプロ野球ナイター中継という
ハンデがありながらも、最高視聴率は、18.1%という高視聴率をマークした。
(制作)NTV、東宝、国際放映(脚本)鎌田敏夫
(主題歌)松崎しげる「俺たちの朝」(作詞:谷川俊太郎、作曲:小室等)
(配役)岩崎修治/オッス(勝野洋)田口勇夫/チュー(小倉一郎)滝村麻子/カアコ(長谷直美)秋野太作/ヌケ(秋野太作)
佐久間かおる/ツナギ(森川正太)岩崎晧一郎(北村和夫)岩崎杏子(岡田奈々)滝村嘉市(大滝秀治)
