男はつらいよ   1968年(昭和43年)       ドラマ傑作選

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車寅次郎(渥美清)は、家出して以来、約18年ぶりに故郷柴又に帰ってくる。


そこで、おいちゃん(森川信)、おばちゃん(杉山とく子)、そしてたった一人
血の繋がった妹さくら(長山藍子)と感動の再会を果たす。


しかし、久々の再会を喜ぶ寅次郎とは裏腹に、お調子者の兄に戸惑うさくら。

酒の入った非常識な振る舞いに、さくらの怒りを買った寅次郎は、翌日反省し
再び旅に出て二度と帰らない事を決める。



東京の下町を舞台に、無学だが義理人情に厚い兄・車寅次郎(渥美清)と、
しっかりものの妹・さくら(長山藍子)を軸に展開する人情コメディ。




テキ屋が主人公というのは、脚本家・山田洋次の斬新なアイデアだった。

寅さんがしゃべるセリフには渥美清のアドリブがかなり入っていたという。


ラストは奄美大島でハブに噛まれてあっさり死んでしまうものだったが、
放送後フジテレビに抗議の電話が殺到したため、映画化されることに。

以降、映画(松竹)のドル箱としてシリーズ化された。
   

 
(制作)フジテレビ(脚本)山田洋次
(配役)車寅次郎(渥美清)車さくら(長山藍子)車竜造(森川信)車つね(杉山とく子)
坪内冬子(佐藤オリエ)坪内散歩(東野英治郎



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