お嫁においで (1966年)    


もしもこの舟で 君の幸せ 見つけたら
すぐに帰るから 僕のお嫁においで

月もなく淋しい 闇い夜も  僕にうたう 君の微笑み

舟が見えたなら ぬれた身体で駈けてこい 珊瑚でこさえた
紅い指輪あげよう


もしもこの海で 君の幸せ 見つけたら
すぐに帰るから 僕のお嫁においで

波も夢を見てる 星の夜は 僕にゆれる 君のささやき

舟が見えたなら ぬれた身体でとんでこい 空へ抱きあげて
もえるくちづけしよう

作詞 岩谷時子  作曲 弾 厚作



加山雄三 (かやまゆうぞう)

1937年(昭和12年)4月11日生まれ。神奈川県出身。慶應義塾大学法学部卒。本名、池端直亮(いけはたなおあき)

1960年(昭和35年)8月、東宝映画「男対男」で銀幕デビュー。

1961年(昭和36年)7月、「大学の若大将/夜の太陽」で歌手としてデビュー。
「君といつまでも」、「お嫁においで」、「蒼い星屑」などヒット曲多数。

「湘南」という名前を全国的に有名にしたのは、作家の石原慎太郎である。

1956年(昭和31年)彼が芥川賞を受賞した「太陽の季節」が日活で映画化され、
弟の石原裕次郎が主演したことで「太陽族」と「湘南」が一躍有名になった。

「湘南サウンド」は、石原裕次郎を筆頭に、ブルージーンズの鹿内孝からランチャーズの加山雄三、
ヴィレッジシンガーズの加瀬邦彦、サザンオールスターズの桑田佳祐、その他大勢のミュージシャンへと
連綿と引き継がれて来ている「太陽と海のサウンド」である。