フランス領ポリネシア概況

  名称    フランス領ポリネシア 
  英語    French Polynesia  
  首都   パペーテ (Papeete タヒチ) 
  主要言語    フランス語、タヒチ語 
  面積     4(千Km2)
  人口    0.27 (百万人)
  民族    ポリネシア人78%、中国系12%、ヨーロッパ系10% 
  通貨    CPF(フレンチ・パシフィック・フラン) 
  宗教    プロテスタント54%、ローマ・カトリック30% 
  主要産業   観光、やし油、バニラ 

歴史

ポリネシア人は、東南アジアの海岸からカヌーに乗り、メラネシアやミクロネシアを通り、
約 3000年前にポリネシアの島々に到着、徐々に現在のポリネシア地域に定住した。

19世紀に入り、フランス、ドイツ、イギリス、アメリカなどの植民地、保護国となり、1949年からフランス領となった。




ボラボラ島の水上ヴィラ(Bora Bora Pearl Beach Resort)

海の上にぽっかりと浮かぶようにあり、部屋にはガラス張りでラグーンを眺められる設備がついている。

床にガラス窓を設けたものもあり、あざやかな熱帯魚を部屋にいながらにして楽しむことができる。
いつでも海を近くに感じることができるのがなんといっても魅力である。



概況

フランス領ポリネシア(118の島々からなるフランス海外領)は、オセアニアの海洋部の分類の一つ。
ギリシア語で 「多くの島々」 の意味である。

地理

太平洋で、ハワイ諸島内、ニュージーランド、イースター島を結んだ三角形 (ポリネシアン・トライアングル )の中にある諸島の総称。
ニュージーランド、サモア、トンガ、ツブアイの各国と、アメリカ、フランス、イギリス、チリなどの属領がある。


自然

火山島が多い。例えば、サモア、マルケサス諸島の島々、イースター島などである。

これらの火山島は玄武岩で構成され、屹立した高山が島の中央付近分布している。

土壌は肥沃で、降水量も多く、植物相も多様である。
山裾野には森林が発達し、巨木も林立している。沿岸ではシダ類やヤシ類が繁殖している。


ポリネシア文化

ポリネシアはラピタ文化時代に植民された西ポリネシア (サモア、トンガ等) と、ポリネシア文化の成立後に植民された

東ポリネシア (ハワイ、タヒチ、イースター島等) に分けられる。

西洋人がこの海域に到達した時点でポリネシア人は相互に極めて似通った言語 (ポリネシア諸語) を話しており、
キャプテン・クックがタヒチからハワイに同行した人物は、ハワイ人との会話に殆ど困難を覚えなかったと伝えている。

また、ポリネシア海域内の先住民の身体形質の同質性は極めて高い。


「ハワイキ」

ポリネシア人たちは自らの故地を 「ハワイキ」 「アヴァイキ」などと呼んだ。

この言葉はポリネシア各地で若干異なっており、タヒチでは 「ハヴァイイ」、サモアでは 「サヴァイイ」、
ハワイ諸島では 「ハワイイ」 などとなっている。