恋愛できない症候群   1988年(昭和63年)       ドラマ傑作選

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浩二(小倉久寛)は、パチンコ店の店員。

客の呼び込みにかけては腕が立つが、相手が女性となると、口もきけない始末。

そこで相手の顔の見えないテレクラに毎日通っている。


そんな浩二を心配した店の常連客・村田(岡本信人)は、彼をあるスナックへ連れて行った。

そのスナックのホステス・友子(安田成美)は、美人で男好きというウワサがあった。

村田は友子に浩二を紹介したが、友子は「ネクラは大嫌い」と全く相手にしない。

こうして二人を結び付けようとする村田の目論見は失敗に終わった。



浩二は引き続き、テレクラで暗い青春を送るハメになるが、実は友子もテレクラ族だった。

ある日、友子の電話に浩二が出たことから、二人のテレホン交際が始まる…。



見かけの上では、ツッパっていても、ホンネは寂しい女と、女の前ではろくに口もきけない男が、

テレホンクラブでのおしゃべりをきっかけに知り合うことに。

不思議なことに、電話では自由に話せる二人であった。


そういえば、ネットなどで、匿名になったとたん性格が変わる人がいる。

これは顔や実名が見えないことで「ありのままの自分」を表現しやすくなるからだと思われる。


ネットがなかったこの当時、不器用で傷つきやすい男女が、手探りで心を通わせるツールとして

「テレクラ」が大いに活用されていたことが伺えるのである。



(制作)TBS(脚本)横田与志

(配役)小島友子(安田成美)足立浩二(小倉久寛)村田(岡本信人)こずえ(神保共子)影山(安藤一夫)


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