世界の中心で、愛をさけぶ   2004年(平成16年)       ドラマ傑作選

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高校二年の朔太郎(山田孝之)は学級委員となり、亜紀(綾瀬はるか)と知り合う。


あるとき、クラスの担任だった先生が亡くなり、告別式が行われた。

亜紀が生徒を代表して弔辞を読んでいると、突然の雨が降り始める。


生徒たちが軒下に避難するなか、亜紀は雨に打たれながら弔辞を読み続ける。

朔太郎は、彼女の凛とした姿に心を奪われ、思わずそっと傘をさしかけた。


それから、二人は互いを意識するようになる。

自分の気持ちを吹き込んだカセットテープを交換したり、
学校帰りにデートを重ねたり…。



夏のある日、朔太郎の目の前で亜紀が倒れてしまう。

亜紀の病名は「再生不良性貧血」という不治の病だった。


入院中の亜紀は、修学旅行のオーストラリアに行けなかった。

亜紀は「写真をたくさん撮ってきて」と、朔太郎を送り出す。



主人公の朔太郎が、白血病に冒されて亡くなった恋人・亜紀の思い出を語る悲恋の物語。


片山恭一の原作による同名小説は、300万部を超える大ベストセラーとなり、
2004年5月に公開された映画化は、興行収入85億円の大ヒットを記録した。


本作は「セカチュー」と略され、純愛ブームを巻き起こした同名小説のドラマ化。

高校時代の恋がみずみずしく描かれる一方、時を越えた愛の深さがスケール感を演出、
人を恋する心の細やかな移り変わりを丹念に描きあげた悲恋ドラマの傑作である。
   

 
(制作)TBS(原作)片山恭一(脚本)森下佳子

(配役)松本朔太郎(山田孝之/緒形直人)広瀬亜紀(綾瀬はるか)中川顕良(柄本佑)
小林明希(桜井幸子)谷田部敏美(松下由樹)松本謙太郎(仲代達矢)広瀬綾子(手塚理美)



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