小京都ミステリー 小京都連続殺人事件   1989年(平成1年)       ドラマ傑作選

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柏木尚子(片平なぎさ)は、旅行雑誌の出版社に勤務するルポライター。


ある日、編集長(中尾彬)に「小京都の女たち」の企画を提案される。

さっそくカメラマンの克也(船越英一郎)を連れて富山へ取材に。


ところが富山の大牧温泉での取材中に殺人事件が勃発。

被害者は不動産業を営む漆太郎(玉川良一)。


さらに二か月後、同じ小京都の萩で同じ名前の男が殺される。

二つの事件に関連性があるとにらんだ尚子は…。





1988年「講談社」から出版された山村美紗の推理小説「小京都連続殺人事件」のドラマ化。


主人公・柏木尚子と、その相棒のカメラマン・山本克也が、取材先で殺人事件に巻き込まれる。

尚子は、探偵でも警察関係者でもない、単なる好奇心旺盛な旅行雑誌のルポライターだ。


しかし取材はそっちのけで、小京都と呼ばれる土地で起きた殺人事件を、ひたすら追っていく。

相棒の克也は「事件に首突っ込むのは止しましょう」といいつつも、尚子に振り回されてしまう。


最後に犯人が分かった時、二人で手を叩いて「お手柄お手柄」と言うのもお決まりになっていた。


そんな二人の息のあったコンビネーションが人気を博し、本作は1989年から2001年まで12年間、
全30作にも及ぶ長寿シリーズとなった。


また、日本の様々な地域を舞台にしているため、番組のなかで地方の特産品や風景が紹介され、
視聴者は、居ながらにして観光気分が味わえるという楽しみもあった。
   

 
(制作)日本テレビ、大映(原作)山村美紗(脚本)安本莞二

(配役)柏木尚子(片平なぎさ)山本克也(船越英一郎)上村(中尾彬)風間エミ(岸加奈子)
立花杏子(朝比奈順子)冬木百合(中村明美)漆太郎(玉川良一)漆信夫(伊藤克)



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