水中花   1979年(昭和54年)      ドラマ傑作選

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森下梨絵(松坂慶子)は、有能な速記者として母と妹の生活を支えている。


ある日の午後、家に西条(船越英二)という男が妹の美絵を連れてやって来る。

美絵は、銀座の画廊に展示された作品を、発作的に切り裂いてしまったという。


その弁償のため、姉である梨絵は、やむなく銀座のクラブで働き始める。

バニーガール姿で働く梨絵は、たちまち人気者となり、店は大繁盛となる。


あるとき梨絵は、速記の仕事を通じて雑誌記者の今野(近藤正臣)と出会う。

梨絵は、野心家で一匹狼の彼に、何故か強く惹かれるものを感じるのだった。



1978年「小説新潮」に連載された五木寛之の同名小説のドラマ化。

昼は速記者、夜はバニーガールという二つの顔を持つ美貌のヒロイン・梨絵(松坂慶子)と
彼女を取り巻く男達との人間模様を描くラブロマンス。




ドラマのなかで松坂が見せるセクシーな網タイツ姿が、ストーリーよりも話題を呼んだ。

また劇中、松坂がバニーガール四人と歌い踊った主題歌「愛の水中花」も大ヒットした。
   

 
(制作)TBS、テレキャスト(原作)五木寛之(脚本)岩間芳樹

(配役)森下梨絵(松坂慶子)森下和江(吉行和子)森下美絵(友里千賀子)今野達也(近藤正臣

西条裕一郎(船越英二)山路圭子(田島令子)畑中徹(仲谷昇)鬼島六造(中丸忠雄)
鍋沢武則(田中明夫)サチ(浅野温子



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                          愛の水中花(松坂慶子)