ツッパリ娘が父親の泥棒を見た…2 1988年(昭和63年) ドラマ傑作選

五朗(矢崎滋)は、ペットリサーチ業、迷子になった犬や猫を飼い主に戻すのが仕事だ。
ある日、娘の七子(小川範子)は、父親が一匹のチワワを盗む現場を見てしまう。
五朗は、ペットを盗んでは、飼い主から捜索費をとっていたのだ。
七子は荒れだす。級友のCDプレーヤーや、学校の備品のワープロを持ち帰ってくる。
自分も盗みをして反抗するという、父親へのあてつけだった。
ペット泥棒をしながら、ペット探しのコンサルタントをやっている父親役を矢崎滋が好演。
生活力のない男の物悲しさを切々と漂わせていた。
ヒロインの小川範子は、そんな父親に反抗するツッパリ中学生という役どころ。
ドラマでは、いかにも頼りなげで、気の弱い父親と、思春期の多感で反抗的な娘、
そんな二人が、やがて心を通わすまでの過程が淡々と描かれる。
子供は親の背中を見て育つというが、親は、ちゃんと子供に良い手本を見せなあかん、
という戒めのドラマともなっている。
(制作)TBS(脚本)高木凛
(配役)村上五朗(矢崎滋)七子(小川範子)永井(今福将雄)浜島(斎藤洋介)
