ただいま11人   1964年(昭和39年)       ドラマ傑作選

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会社部長で頼りになる父・早乙女浩(54歳)(山村聡)

良妻賢母の母・辰子(52歳)(荒木道子)この両親のもとに娘が七人、息子が二人。


夫と死別して実家に戻り保育園の保母をしている長女・孝子(30歳)(池内淳子)

映画監督志望の次女・敬子(28歳)(渡辺美佐子)

家庭的で素直な三女・和子(26歳)(中原ひとみ)

国際線スチュワーデスの四女・智子(24歳)(大空真弓)


学生運動に首を突っ込んでいる女子大生の五女・珠子(19歳)(松尾嘉代)

少しミーハーな気のいい六女・照子(17歳)(田村寿子)

成績優秀な中三の七女・道子(14歳)(沢田雅美)


芸大で彫刻を専攻するおっとりタイプの長男・保(22歳)(山本圭)

お茶目な現代っ子の次男・守(10歳)(石崎吉嗣)


子沢山の早乙女一家は、なごやかな家庭が誇りだ。



この年、午後八時台のドラマ枠が30分から60分に拡大され、豪華キャストをちりばめたホームドラマが登場。

本作は、30歳の長女から小学生までの子供が九人(二男七女)という大家族ドラマ。


伝統的な良妻賢母から最先端の翔んでる女性像まで取り揃え、家庭内に起きる問題を

(父の定年、娘の結婚、進学など)広範囲に取り上げて、女性視聴者の共感を呼んだ。


また、一般公募した七女役には、横浜の中学三年生だった沢田雅美が2000人の中から選ばれてデビュー。

その真ん丸の愛くるしい顔立ちで、たちまち人気者になった。



(制作)TBS(脚本)橋田寿賀子、林秀彦、田井洋子

(配役)早乙女浩(山村聡)辰子(荒木道子)孝子(池内淳子)敬子(渡辺美佐子)和子(中原ひとみ)智子(大空真弓)

珠子(松尾嘉代)照子(田村寿子)道子(沢田雅美)保(山本圭)守(石崎吉嗣)妻木二三子(山岡久乃)松井千賀(乙羽信子)


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