タクシードライバーの推理日誌 1992年(平成4年) ドラマ傑作選
夜明日出夫(渡瀬恒彦)は、イースタン交通に勤務するタクシー運転手。
彼は元警視庁捜査一課の警部補だったが、ある事件の責任を取り刑事を辞めた。
それがもとで妻と離婚。
今では一人娘のあゆみ(林美穂)が、たまに会いに来るのを楽しみにしている。
ある晩、夜明は、銀座のクラブのホステス二人を乗せる。
彼女たちは、横浜までドライブしたいという。
望み通り、横浜の埠頭まで車を走らせる。
翌日、彼女たちが働いているクラブのママ・平松妙子が他殺死体で発見された。
彼女たちも、警察に事情を聞かれるが、犯行時刻にはアリバイがあった。
アリバイの証言者は他でもない夜明だった。
渡瀬恒彦扮する元敏腕刑事で、今はタクシー運転手の夜明日出夫が、持ち前の
推理力を発揮して、事件の謎に挑むシリーズ。
毎回タクシーに乗った乗客が絡んだ殺人事件に遭遇するのだが、乗り込んだ客が、
往々にして犯人であり、それも女性客が多い、などといった暗黙のルールがある。
夜明には、東山(風見しんご)という元後輩の刑事がいて、彼は、夜明を心から
尊敬しており、困ったことがあると何かと頼ってくる。
この東山の上司に、神谷(平田満)という警部がいるが、彼は、夜明の元同僚で、
今でも飲み友達だが、どうも部下の東山には、快く思われていないようだ。
こういった夜明の周囲をめぐる刑事たちとの人間模様も人気の要因となり、本作は
1992年から2016年まで24年間、全39作ものロングラン・シリーズとなった。
(制作)テレビ朝日(ANB)(原作)笹沢左保(脚本)岡本克己
(配役)夜明日出夫(渡瀬恒彦)東山秀作(風見しんご)神谷雅昭(平田満)宇山刑事(でんでん)
小百合/水木令子(七瀬なつみ)平松妙子(横須賀昌美)あき(高島礼子)あゆみ(林美穂)
小山田光児(趙方豪)大場真一郎(頭師孝雄)水木良平(森下哲夫)バーテン池上(伊藤洋三郎)