望月彩子（綾瀬はるか）は、警視庁捜査一課の女性刑事である。
正義感が強く負けず嫌いだが、いつも空回りで、同僚たちから煙たがられている。
彼女は、ある殺人事件の犯人を追う中で、洗剤会社社長・日高陽斗（高橋一生）に疑いを持つ。
そして独自の捜査で集めた情報をもとに、日高が事件の容疑者であることを突き止める。
だが日高の身柄を確保しようとしたとき、もみ合いになった2人は歩道橋の階段から転落してしまう。
目覚めると、なんと2人の体が入れ替わっていたのだ。
ヒロインの女性刑事と殺人犯の魂が入れ替わってしまうというミステリーサスペンスドラマ。捜査一課の刑事・望月彩子（綾瀬はるか）は、殺人事件の容疑者の男を自分の手で逮捕するチャンスをつかむ。
だが、あろうことかその男・日高（高橋一生）と魂が入れ替わってしまうという悲劇に見舞われる。
この異色の入れ替わり劇が成立しているのは、2人の演技の相乗効果があってこそである。
殺人鬼・日高を演じる綾瀬はるかと、正義感の強い女刑事・彩子を演じる高橋一生の演技力が釣り合って
いなければならないわけだ。
入れ替わった瞬間、涙目で「嘘...」とうろたえる高橋一生、そして綾瀬はるかが「圧倒的な強者は私」と
不敵な笑みを浮かべる場面は出色で、まるで本当に2人の魂が入れ替わったのではないかと思うほどだった。
その後も、2人の入れ替わりの演技は続く。女刑事・彩子の魂を持ちながら、容疑者として罪を隠し続ける男の体に
なってしまったジレンマを、高橋一生が時にコミカルに、時にシリアスに表現。
一方、綾瀬はるかは、殺人鬼・日高らしく、気味の悪いほほ笑みを浮かべながら連続殺人を犯していく。
2人の演技の鮮やかさに放送当時、視聴者からも驚きの声が上がり「Twitter」のトレンドを大いに賑わせた。
（制作）TBS（脚本）森下佳子
（配役）望月彩子（綾瀬はるか）日高陽斗（高橋一生）八巻英雄（溝端淳平）河原三雄（北村一輝）渡辺陸（柄本佑）
五木樹里（中村ゆり）日高優菜（岸井ゆきの）
