鉄人28号 1963年(昭和38年) ドラマ傑作選
戦時中、軍からの要請で敷島博士と金田博士は、巨大ロボット・鉄人28号を製作した。
だが国際密輸組織をはじめとする様々な悪の組織が、鉄人を奪い取ろうと画策する。
金田博士の息子・正太郎は、大塚署長と共に、リモコン片手に悪の組織に立ち向かう。
鉄人28号には、感情や善悪の判断はない。リモコン(操縦機)を持つ者次第で、
正義の味方にも、悪魔の手先にもなってしまう存在である。
それは、物語をスリリングにしている一因でもあったが「善も悪も使う者次第」という
テーマは、後の「マジンガーZ」など巨大ロボットものに大きな影響を与えた。
番組のスポンサーは、江崎グリコとグリコ乳業。
グリコは、主題歌のラストに「♪グリコ、グリコ、グリコ〜」というコーラスを入れ、
単独スポンサーならではの強みを存分に発揮した。
「鉄人28号チョコ」「鉄人28号ジュース」など、関連商品が次々と大ヒットしたが、
特に、オマケにワッペンやシールがついたキャラメル菓子は、子供たちに大人気だった。
(制作)フジテレビ、電通、TCJ(原作)横山光輝(脚本)岡本欣三
(主題歌)デューク・エイセス「鉄人28号の歌」(作詞・作曲:三木鶏郎)
(配役)金田正太郎(高橋和枝)敷島博士(矢田稔)大塚署長(富田耕吉)
ブラックドッグ博士(加茂嘉久)村雨健次(安藤敏夫)
鉄人28号の歌