轟先生 1955年(昭和30年) ドラマ傑作選
轟小助は実力学園中学の数学の教師である。
威厳にみちた頑固先生だが、決して厳しいばかりでなく、
明朗な人情家でもある。
また生徒思いなので、学内での人気はかなり高い。
だが、安月給なのが悩みのタネ。
家には老妻のテル子、息子の君太郎、娘のハツ子、娘婿のミツル、
孫のワタル、そして愛犬のテレビジョンがいる。
1949年「読売新聞」に連載された四コマ漫画のドラマ化で、
月曜から土曜の帯編成(21時〜21時05分)だった。
ヒゲとハゲがトレードマークの轟先生に古川ロッパが扮し、
ペーソス溢れる演技で好評を博した。
ロッパは、声帯模写出身のコメディアンで、当時の喜劇の第一人者であった。
(制作)NTV(原作)秋好馨(脚本) 水守三郎、永六輔
(配役)轟小助(古川ロッパ)轟夫人(筒野典子)君太郎(平凡太郎)ハツ子(桧有子)
ワタル(知念正文)デンベエ(逗子とんぼ)春野先生(浅香春彦)