TOKYO MER〜走る緊急救命室〜 2021年(令和3年) ドラマ傑作選
東京都知事(石田ゆり子)の命で、救急医療チーム「TOKYO MER」が発足した。
チーフに任命されたのは、海外の紛争地での救命など、経験豊富だが経歴に謎のある
医師・喜多見幸太(鈴木亮平)だった。
発足記念式典の最中、バスとトラックの衝突事故が発生、早速事故現場に駆けつけると、
運転席で意識を失ったトラック運転手の手術をその場で始めてしまう。
この行為が厚生労働省で問題視されてしまうのだった。
「待っているだけでは助けられない命もある」と、危険を顧みずに、事故や災害の現場に
飛び込んでゆく医師たちの物語。
チーフの喜多見を中心に、結束を固める「TOKYO MER」の面々。だが危険な事故現場で
オペを決行するなど医療の常識を無視した型破りなチームへの風当たりは強かった。
その裏には政治的な思惑も絡んでいた。都知事の政敵である厚生労働大臣をはじめ、様々な
思惑を持った関係者が「TOKYO MER」を解体しようと画策するのだった。
本作は、毎回の放送時に「医療従事者の皆さんへ敬意を込めて」というテロップが流れる。
コロナ禍二年目に突入した2021年の国内は、全く先が見えない深刻な状況が継続した。
そのなかで本作は、過酷な医療現場でコロナと戦い続ける「医療従事者への感謝と敬意」を
もとに作られたドラマであることが伝わってくる。
(制作)TBS(脚本)黒岩勉
(主題歌)GReeeeN「アカリ」(作詞作曲:GReeeeN)
(配役)喜多見幸太(鈴木亮平)音羽尚(賀来賢人)冬木治朗(小手伸也)弦巻比奈(中条あやみ)
蔵前夏梅(菜々緒)徳丸元一(佐野勇斗)赤塚梓(石田ゆり子)千住幹生(要潤)