W3(ワンダースリー)   1965年(昭和40年)       ドラマ傑作選

直線上に配置





戦いのつづく地球を救うべきか、滅ぼすべきか?

意見の別れた銀河連盟は、銀河パトロール隊「W3」を調査員としておくりだした。

そして「滅ぼすべき」と判断した時のため、反陽子爆弾を彼らに持たせた。


地球に到着後、彼ら三人は地球の動物に変身し、隠密行動をすることに。

しかし動物ゆえに、乱暴者に傷つけられてしまう。


地球人の少年・星真一に助けられ、手当てを受けた彼らは、地球人に対して

誤解していたことに気がつくのだった。




1965年から1966年まで「少年サンデー」に連載された手塚治虫の同名漫画のTVアニメ化。


一年後、銀河連盟が出した決定は、地球の存続を認めないというものだった。

彼らは、地球に住む人間について残忍で悪質であり「差別」「領土」「信仰」があるせいで、
戦争が絶えないのだと結論している。


反陽子爆弾による地球爆破を命じられたW3だったが、彼らには地球で知り合った少年・星真一に
命を救われるという過去があった。


W3は結局、反陽子爆弾を持ち帰り、反逆罪を問われてしまう。

追放刑を受けた彼らは、彼らの希望によって地球への流刑が決定する。


一方、地球の中心にはまだ反陽子爆弾が埋まっている、と脅かされた地球人はついに争いを止め、
平和へと駆り立てられていくのだった。


しかし、地球人は決して自分たちの力で平和を勝ち取ったわけではなく、宇宙人と反陽子爆弾の
存在を知って内紛をやめたのである。


本作で描かれるテーマは、人間の持つ愚かな性だ。

他者を信じず、争いを繰り返し、同族で殺し合う人間の野蛮さと危険さである。


そして、ごく僅かな数人を除けば、人間はついに己の愚かさを省みることはなかった。

そこには、手塚作品に見られる特有の「人間性悪説」が込められている。




(制作)フジテレビ、虫プロ(原作)手塚治虫(脚本)手塚治虫

(主題歌)ボーカルショップ「ワンダースリー」(作詞:北川幸比古、作曲:宇野誠一郎)


(配役)星真一(沢田和子)星光一(金内吉男)母親(桜井良子)父親(池田一臣)

ボッコ隊長/カノコ(白石冬美)プッコ/五目博士(近石真介)ノッコ/馬場先生(小島康男)



直線上に配置

         
                           ワンダースリー