若さま侍捕物帖 1960年(昭和35年) 邦画名作選
おとそ気分の松の内、奇怪な事件が発生した。
酒問屋伊勢屋の清酒で、将軍お毒味役が変死してしまったのだ。
それを受けて伊勢屋には取り潰しの処分が下される。
見に覚えのない処分を下された伊勢屋の主人は、体を壊して亡くなってしまう。
伊勢屋の娘は父の無念を晴らそうと、この陰謀を仕組んだ一味への復讐を誓う。
事件を知った若さまは、伊勢屋の娘の助太刀を買って出るが…。
粋でいなせな江戸っ子若さまが、得意の名推理と秘剣十文字崩しを引っさげて、
私欲に走る悪党どもの野望を叩っ斬る!「若さま侍捕物帖」シリーズ第八作目。
俗に五大捕物帖の一つ「若さま侍捕物帖」は、大川橋蔵の最初のヒット・シリーズである。
1956年「若さま侍補物手帖・地獄の血屋敷」を第一作に、1962年まで全十作が作られた。
橋蔵が扮する若さまは、柳橋の船宿に居候し、昼間から船宿の娘・おいとに酌をさせている。
だが与力、目明しという本職から事件を持ち込まれると、暇潰しの如く一気に解決してしまう。
貴公子然とした若さまぶりが、橋蔵の個性とマッチして大好評となった傑作娯楽時代劇である。
製作 東映
監督 佐々木康
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配役 |
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若さま |
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大川橋蔵 |
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伊勢屋 |
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明石潮 |
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堀田加賀守 |
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坂東好太郎 |
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おいと |
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桜町弘子 |
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娘 ちか |
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三田佳子 |
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鈴木妥女 |
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山形勲 |
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お澄 |
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花園ひろみ |
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奈美 |
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岡田ゆり子 |
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唐金屋 |
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三島雅夫 |
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与力佐々島 |
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千秋実 |
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英明院 |
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花柳小菊 |
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