妖怪百物語 1968年(昭和43年) 邦画名作選
江戸の豪商・但馬屋は町の有力者を招いて宴席を催した。
宴席の余興で、一つの怪談を語るごとに蝋燭を吹き消していく百物語が行われる。
言い伝えでは、最後の蝋燭の灯りが消えたとき、妖怪が出現すると言われていた。
そのため、百物語の終りには必ず、憑き物落しのまじないを行う作法になっていた。
だが最後の一本が消えたあと、まじないを怠ったために恐ろしい事が起こり始める…。
江戸時代から伝承される「本所七不思議」を題材に「座頭市シリーズ」の安田公義が演出監督した特撮時代劇。
長屋を取り壊し、女郎宿を作ろうと画策する豪商と寺社奉行に、長屋の住人は、泣き寝入りするしかなかった。
だがある夜、妖怪が大挙して出現。悪事の限りをつくす豪商たちを恐怖の底に突き落とすという勧善懲悪もの。
本作に登場する百物語は、江戸時代の落語家・初代林家正蔵の噺のネタとして庶民に親しまれてきた怪談話。
劇中では、初代林家正蔵の役を、八代目林家正蔵が演じている。
製作 大映
監督 安田公義
|
配役 |
|
大木安太郎 |
|
藤巻潤 |
|
|
|
但馬屋 |
|
神田隆 |
|
|
|
噺家 |
|
林家正蔵 |
|
|
|
おきく |
|
高田美和 |
|
|
|
新吉 |
|
ルーキー新一 |
|
|
|
老僧 |
|
荒木忍 |
|
|
|
お仙 |
|
坪内ミキ子 |
|
|
|
堀田豊前守 |
|
五味龍太郎 |
|
|
|
浪人の妻 |
|
毛利郁子 |