遊星王子   1958年(昭和33年)       ドラマ傑作選

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地球を宇宙連合に加えるという使命を携え、円盤で地球へ向かう遊星王子。

だが、円盤は日本の江戸時代、とある山中に墜落、土中に埋まってしまう。


200年後、眠りから覚めると戦後の昭和時代になっていた。

遊星王子は普段はワクさんと名乗り、銀座で靴磨きをしている。

しかし、事件が起こると遊星王子に変身し、悪との戦いの日々を過ごすのだった。



和製テレビヒーロー第二号で「月光仮面」と同じ宣弘社の作品。




主人公は、名前のとおり、遊星からやって来た王子なのだが、王子のわりには

けっこう年を食っていて、地球の子供たちには「おじさん」と呼ばれている。


物語の前半は、街のギャングを懲らしめたりする探偵ものに近いが、後半から

悪の宇宙人が登場し、SFらしくなってくる。


第三部の「大空魔団篇」では、タルタン星人とメトウ星人という二つの異なる

宇宙人が地球をめぐり対立、遊星王子と三つ巴の戦いを繰り広げる。

タルタン星人の操るドラム缶型ロボット二体が愛嬌たっぷりだ。



(制作)NTV、宣弘社(脚本)伊上勝

(主題歌)大江洋一、上高田児童合唱団「遊星王子のうた」(作詞:伊上勝、作曲:服部克久)

(配役)遊星王子/ワクさん(三村俊夫)誠(日吉としやす)君子(早ミチ子)

武田刑事(武藤英司)ボス(大塚周夫)配下(久野四郎)川島刑事 (奥脇法彦)


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