
イヴはアダムのあばら骨から、そのよき助け手(helper)としてつくられた。(創世記2.21-24)
彼らはどちらも裸だったが、無垢(pure)であったため、恥じらうことはなかった。
つまり、善悪(good and evil)をまだ知らなかったのだ。
神はアダムとイヴにエデンの園(the Garden of Eden)にあるどの木の実も食べて良しとした。
ただ、善悪の木の実だけは、食べることを禁じた。
地上で一番こうかつな蛇が、イヴに神の命令にそむいて、禁じられた木の実を食べるよう勧めた。
さらに蛇は、神がなぜ善悪の実を食べないよう彼らに命じたのか、その理由を明かした。
「それを食べると、目が開け、神のように善悪を知るものとなることを神はご存知なのだ」(創世記3.3-5)
イヴは蛇の誘惑に屈した。禁じられた木の実を食べ、アダムにもそうするよう勧めた。
創世記はこう続ける。「二人の目は開け、自分たちが裸であることを知った」(創世記3.7)
神の命令にそむいたことで、アダムとイヴはエデンの園を追われた。
子どものように無垢なかつての心を失い、いまや互いに裸であることを恥じるようになっていた。
エデンの園の物語は、人間が神のように完全だった原初の状態を「追われ」、不完全な存在になったことを強調する。
(The Old Testament/The Encyclopedia Britannica)

