剣豪 武蔵に勝った強い奴   1970年(昭和45年)       ドラマ傑作選

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慶長八年の秋、浪人・桜井荘四郎(天知茂)は、旅の途中、街道の茶店で休んでいた。

すると、百姓武士二人が、若い武士と喧嘩を始め、目の前で切り捨てられてしまった。


その冷酷さに、カッとなって名を聞くと、武士は「作州浪人 宮本武蔵」と名乗った。

その後、武蔵(瑳川哲朗)は、吉岡一門との果し合いのため、一路京へ上った。


武蔵に興味を持った荘四郎も同じく、京へ向かう。

ところが、その途上、荘四郎は武蔵と間違われ、吉岡一門に襲われてしまう…。



生涯不敗というあの二刀流の剣聖・宮本武蔵に完敗の屈辱を味わわせた男の話。

生まれながらの剣の達人でありながら、肩いからせることもなく、自由奔放に生きる桜井荘四郎が主人公。


物語は、関ヶ原合戦の余燼くすぶる慶長のころ。

この荘四郎と功名にはやる若き武蔵との絡み合いをまじえながら、道中偶然出会った沙緒里姫(京春上)

とのロマンスが実を結ぶまでを描く。


本作は、東映が制作した時代劇テレビドラマ。すべてオリジナル脚本で、第一話が「武蔵に勝った強い奴」

第二話「新選組のイイ男」など、宮本武蔵や荒木又右衛門でも、一生に一度くらいは、どうしてもかなわない

相手に出くわしたことがあるだろう、というのがドラマ作りの発想だった。

第一話に、川端康成が芸名をつけた新人・京春上が、荘四郎に想いを寄せる沙緒里役として華を添えている。



(制作)NET、東映(脚本)今村文人、三芳加也

(配役)桜井荘四郎(天知茂)宮本武蔵(瑳川哲朗)沙緒里(京春上)おぬい(宮城まり子)

柳生兵庫助(高松英郎)多聞(室田一人)破異恵那(安藤三男)


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