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上海市概要 (http://wiki.chakuriki.net)


上海市街図


上海蟹

秋になると、蟹ミソ料理がメニューに載るくらいにポピュラーな風物詩として愛されている上海蟹。

ボディーは7~8cmと小ぶりで、かなり深い緑色をしている。

ハサミ部分に藻のような毛が、そして脚にも刷毛のような毛が生えているのが特徴。

旬は、冬眠を目前に控え栄養を蓄えはじめる9月から11月下旬まで。

「9月の雌10月の雄」 と 言われるように、出始めの10月ころは卵を持った雌が、
寒さが厳しくなる11月ごろは白子が詰まった雄が美味しいとされている。



(上海市までの交通)

成田から直行便で上海浦東国際空港(PVG)まで3時間。


ウィキトラベル(上海市)





1.人口が1,800万と公称されているが、不法滞在者も500万人以上いるといわれている。

北欧諸国よりも人口が多い。 人口規模、経済規模でアジア最大の都市となった。

東京が800万人ぐらい?じゃあ比べ物にならないぐらいの大都会だな。

そうでもない。上海市の面積は東京都+神奈川県+埼玉県の半分くらいある。

そこも考慮すると東京よりは小さい。

いわゆる都市圏人口としてのグレーター・トウキョウは3000万人と言われている。
正直自慢にならんだろ、過密都市ってことはさ。
でも上海市の半分は農村だぞ?


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略称
滬 hu


位置
東海の水際、陽子江の海の出口に位置している。


面積
5800平方キロメートル (群馬県とほぼ同じ面積)


気候

亜熱帯モンスーン気候に属し、年間平均気温は15.5℃。
1月の平均気温は2℃から3.5℃、7月の平均気温は27℃から28℃ぐらい。


人口
1,674万人。



市内区域

1. 黄浦 (こうほ) 区 (市人民政府、外灘、豫園、新天地、上海博物館などがある)
2. 徐匯 (じょかい) 区

3. 長寧 (ちょうねい) 区
(上海虹橋国際空港がある。
虹橋新区は外国企業の事務所が多いビジネス地区となっている)

4. 静安 (せいあん) 区 (静安寺など)
5. 普陀 (ふだ) 区
6. 閘北 (こうほく) 区 (上海駅がある)

7. 虹口 (こうこう) 区
(第二次世界大戦前は日本の租界で、当時 「小東京」 と呼ばれた。
横浜橋、西本願寺などの史跡が残り、魯迅公園がある)

8. 楊浦 (ようほ) 区 (旧アメリカ合衆国租界。復旦大学など)

9. 崇明 (すうめい) 県
(長江河口の巨大な中洲である崇明島の大部分を占める。
中国第三の島で、崇明老黒皮スイカ、長興島温州ミカンや中国モクズガニの養殖が有名)

10. 宝山 (ほうさん) 区

11. 嘉定 (かてい) 区
(トヨタ自動車、GM、フォルクスワーゲンなどの自動車工場がある)

12. 閔行 (びんこう) 区

13. 浦東新 (ほとうしん) 区
(経済特区として金融、IT産業、電子、化学などの工場・オフィス誘致が進んでいる。
あわせて上海浦東国際空港や上海トランスラピッドも建設され、上海の新しい玄関となっている)

14. 青浦 (せいほ) 区
(西にある淀山湖は黄浦江の水源であり、上海の水道水の水源池でもある。
湖畔には紅楼夢の大観園を再現したテーマパークもある)

15. 松江 (しょうこう) 区
16. 金山 (きんざん) 区
17. 奉賢 (ほうけん) 区




概要

上海市は、長江下流域の沿岸部に位置し、地理的には江南と呼ばれる地域に属する。
温暖湿潤で四季もあり、気候は年間を通して東京に似ている。

現在は、中国最大の商工業都市であり、重要な金融センター、貿易と水運の拠点である。
中心市街地は黄浦 (こうほ) 江の左岸、呉淞 (ごしょう) 江との合流点一帯に広がり、黄浦江沿いに中国一の貿易量をもつ上海港がある。

10世紀以前、上海は、沼、湿地などが多い漁村だった。
長江の河口付近は、物資輸送の中心地として最適だったため、唐時代以降、港町として発展した。

南宋時代の13世紀後半には貿易の監督官庁が上海に設けられた。
元時代の14世紀に始まった綿花の栽培は、明時代には主要な綿織物産業となって上海の発展に貢献した。



1842年、アヘン戦争を終結させた南京条約により上海は条約港として開港。
これを契機としてイギリス、フランスなどの租界が形成された。
1865年、香港上海銀行が設立されたことを先駆として、欧米の金融機関が本格的に上海進出を推進。

1920年代から1930年代にかけて、上海は中国最大の都市として発展し、イギリス系金融機関の香港上海銀行を中心に中国金融の中心となった。
上海は 「魔都」 あるいは 「東洋のパリ」 とも呼ばれ、ナイトクラブ・ショービジネスが繁栄した。
こうした上海の繁栄は、民族資本家 (浙江財閥など) の台頭をもたらし、階級闘争的な労働運動が盛んになっていた。

1925年に上海から始まった五・三〇事件は、中国における大規模な民族運動とされるが、同時に社会主義的労働運動の台頭を示した事態であった。
こうした状況を懸念した浙江財閥は、蒋介石と提携し反共クーデター (上海クーデター) を決行させた。
なお、中華民国の下で1927年に上海特別市となり、1930年5月、上海直轄市が成立している。



1932年には、上海日本人僧侶襲撃事件などを原因に第一次上海事変が起きた。
1935年には、中山水兵射殺事件や日本人が経営する商店が襲撃される事件が起きた。
1937年には、大山中尉殺害事件後に第二次上海事変が勃発。

中国軍機の爆撃を受けた上海共同租界では多くの市民が犠牲となったが、日本軍によって上海共同租界への中国軍の侵攻は阻止された。
1941年には、太平洋戦争の勃発と共に上海共同租界は日本軍に接収された。
1949年の中華人民共和国成立により、外国資本は香港に撤収したが、1950年代から1960年代にかけては工業都市として発展した。



1978年の改革開放政策により、再び外国資本が流入して目覚ましい発展を遂げた。
経済特区の浦東を中心に高層ビルの開発ラッシュが続き、東洋一ともいえる摩天楼都市へと成長。
現在は、北京、天津、重慶と並び中央直轄の特別市となっている。

特産物は、水蜜桃、水蜜梨、午餐肉 (豚肉で作った缶詰)、五香豆、梨膏飴 (梨で作ったシロップ)、
塩付け豆腐、上海刺繍、
面塑 (もち米と小麦粉を練って作った人形)、竹細工など。






観光スポット











① 外灘 (上海バンド) (黄浦区中山一路)

上海黄浦江西岸を走る中山東一路沿い、全長1.1kmほどの地域を指す。
租界時代に築いた欧米各国の銀行や商社の機能で欧米様式の石造建築物が道に沿って立っている。

ここ数年は、その雰囲気を残したおしゃれな複合ビルが登場。
また時間によって雰囲気が変わり、お洒落な街並みに変貌しつつある。

写真は、外灘のシンボル、上海海関 (かいかん 関税事務所)










② 東方明珠塔 (とうほうみんしゅとう) (浦東新区世紀大道)

上海テレビ塔、オリエンタルパールタワー、上海タワーとも呼ばれる。
高さ468mを誇るテレビ塔で、上海のシンボルでもある。

350m、263m、259m、90mの高さのところに3つの球体展望台それぞれ付けており、どちらでも360度がぐるりと見渡せる。
中に 「上海都市歴史発展陳列館」 なども併設している。





③ 新天地 (黄浦区太倉路、黄陂南路、興行路、馬当路)

70~80年前の市民の古い住宅建物 「石庫門」 を改装して2001年に出来た新しい観光スポット。
今では、お洒落なお店や夜のバーがずらりと並んでいる。





④ 豫園 (よえん) (黄浦区安仁街)

外灘の南0.5kmにある明代の庭園。

1559年に四川の長官を務めた潘允瑞 (はんいんたん) が、上海城の半分を買い取って造った別荘である。

豫悦老親 (親戚たちと愉快に楽しく) との意味で豫園となずけられた。
5ヘクタールあったが荒廃と再建を繰り返し、1956年に2ヘクタールが修復、復元された。

池や橋、多くの楼閣、巨石が配され、コースを回って見学することができる。





⑤ 静安寺 (静安区南京西路)

静安寺は、長い歴史を持つ有名な仏教寺院である。
南京西路で一番目を引く黄色の建物と言える。

三国時代、呉の孫権によって建立され、唐代に 「永泰禅寺」 と改称され、北宋時代に 「静安寺」 と名付けられた。
主要建築は、天王殿と大雄宝殿 (仏殿)で、中に3.9mの高さの玉仏があり、中国最大の規模である。





⑥ 魯迅紀念館 (虹口区四川北路)

文学者魯迅をテーマにした博物館。
魯迅に関係する文献資料が20万件余り収蔵されており、その中には魯迅の原稿や書画などのほか、
魯迅が愛用していた生活用品も含まれている。









⑦ 上海ディズニーランド (Shanghai Disneyland 上海迪士尼乐园) (浦東新区川沙新鎮)

2016年にオープンしたアジア最大級のディズニーリゾート。

魔法にかかったおとぎの城 (Enchanted Storybook Castle) と名付けられたメインキャッスルは、
高さ六十メートルとディズニー史上最大の高さである。

上海ディズニーは 「中国色」 を取り入れているのが特徴だ。メインキャッスルには、中国の国花・ボタンがデザインされ、
ミッキーマウスが中国服を着て舞台に登場し、中華風のグッズやお菓子を販売している。

交通アクセスは、地下鉄11号線「迪士尼」駅。浦東国際空港からタクシーで約二十分。











⑧ 周荘古鎮 (江蘇省崑山市周荘鎮)

四方を湖に囲まれた「周荘古鎮」は、上海の西30キロの位置にある江南水郷第一の名勝。

元の時代の大富豪、潘万山(ちんまんざん)が運河を引いたのが村の始まりという。

現在でも交通の主流は船。その風景はイタリアのベネチアによく似ている。
細い路地に商店が並び、お店の軒下には、観光用の船着き場も。

明、清時代の建物が残る町並みと、街中を流れる川面に柳が垂れる風景は
まさに水墨画で見た世界そのものである。








 




上海市アラカルト



1. 黄浦江(こうほこう Huangpu River)

黄浦江は上海市の中央を流れ、市域を「浦西」と「浦東」の二つに分けている。
川幅は平均400mほどで深さは平均9m。年中凍ることはない。

黄浦江は太湖から流れた川が注ぎ込む淀山湖(てんざんこ)に源を発する。
上海市街地の下流の呉淞口(ごしょうこう)で長江に合流し、長江が東シナ海に入る前の最後の大きな支流である。

港湾都市として発展した上海にとって、黄浦江は外洋や内陸からの船の出入りする交通路であり、市民の飲料水を供給する重要な存在である。

黄浦江の東側の浦東はかつて不便な農村であったが、改革開放以後、浦東新区という超高層ビル街になり上海経済をリードしている。
2010年に開催された上海万博会場も、浦東新区の沿岸に建設されている。


 


嗨,朋友,您好!
刚才我们简单给您介绍了黄浦江的来历,作用,现在我们继续来认识黄浦江吧!
黄浦两岸荟萃了上海城市景观的精华。黄浦江上已建成多条江底汽车隧道和大桥。
黄浦江是兼有饮用水源、航运、排洪排涝、渔业、旅游等价值的多功能河流。

浦东和浦西的夜景您可以全部看得到,它的美您可以细细品味,但黄浦江上还住着两种「精灵」,那就是江鸥和白鹭。
在黄浦江的两岸,白天,您可以看到这里有许多江鸥静静地停留在水上,岸上,好像黄浦江上除了它们就没有人类存在,
过得快乐、安详,给人的感觉总是一片祥和。
那什么是鸥呢?

鸥,它们长得很像白鸽或者是小白鸡,性凶猛,长腿长嘴,脚趾间有蹼,能够游泳,全身羽毛都是白色的。
他们喜欢成群飞翔,三月份产卵。
生活在海边的叫做海鸥,生活在湖边或江边的就叫做江鸥。
江鸥属于国家二级保护动物,它们喜欢吃水里的鱼,虾、蟹等小动物,据当地的上海市民说,这里的江鸥其实就是海鸥,
海鸥有个特点,为什么会追着轮船飞呢,奥妙就在于现代的轮船都有螺旋桨在水下,搅拌后会将水下的鱼虾搅到水面附近。

海鸥发现跟着船有鱼虾吃,所以就跟着船飞了。
是很聪明的鸥。
黄浦江上的海鸥就是跟着海上的船到黄浦江里来的,久而久之它们就留下来了。
其实很多年前黄浦江是有很多海鸥的。
但后来水质变差,没有鱼虾,海鸥也就离开了,后来经过治理之后,水质变好,所以海鸥又回来了。
所以您要是想看看江鸥,您可以白天过来,一会我再给您介绍另外的精灵---白鹭,我们一会见吧!



【排洪排涝】pái hóng pái lào  水害の水はけや田畑の排水に利用する
【江鸥和白鹭】jiāng ōu hé bái lù  カモメとシラサギ


皆さんこんにちは。
先ほど黄浦江の成り立ちや役割を簡単に紹介しましたが、引き続き黄浦江についての知識を深めましょう。

黄浦江の両岸には、上海の都市景観のエッセンスが凝縮されています。
黄浦江は、飲料水、水運、排水、漁業、観光などの価値を兼ね備えた多目的河川です。
また、川底には、自動車用トンネルや橋が多数建設されています。

浦東と浦西の夜景は絶景で、皆さんはいつでもその美しさを満喫することができます。
また黄浦江には二種類の「妖精」が生息しています。それは、カモメとシラサギです。

黄浦江の両岸では、日中、多くのカモメが水面や岸辺に静かに留まっています。
まるで彼ら以外の人間が黄浦江に存在しないかのようです。
彼らが、楽しそうに悠々と過ごしている様子を見ると、人々はいつも穏やかな気持ちになります。
では、カモメとは、どういった鳥でしょうか。

鳩や小さな鶏によく似たカモメは、実は獰猛な性格で、足やくちばしが長く、
足の指の間には水かきがあり、泳ぐことができ、全身に白い羽毛が生えています。
群れをなして飛ぶことを好み、三月に産卵します。

海辺に住むものを海カモメ、湖や川のほとりに住むものを河カモメと呼びます。
カモメは国家二級保護動物に属し、魚やエビ、カニなど水中の小動物を好んで食べます。
地元上海の人によると、上海のカモメは実際には海カモメだといいます。

カモメは、船を追って飛んでくるという特徴があります。
その理由は、船のプロペラが、水中の魚やエビを水面近くまで攪拌するからといわれています。

賢いカモメは、船の近くでは、食べられる魚やエビがあることを知り、船を追いかけるように飛んでいくのです。
黄浦江のカモメは、船を追いかけて来て、そのまま黄浦江に留まったカモメです。

実は、昔、黄浦江にはもっとたくさんのカモメがいたのです。
一時期、水質の悪化によって、魚やエビがいなくなったため、カモメは離れて行ってしまいました。
その後、水処理によって水質が改善され、カモメたちは戻ってきました。

皆さんは、カモメを見たいと思ったら、ぜひ昼間にいらっしゃってください。
さて、もうひとつの妖精であるシラサギについては、後日紹介したいと思います。それではまた。








2. 夜霧のブルース



1947年 (昭和22年) に発表されたディック・ミネの曲である。
(作詞 島田磬也 / 作曲・編曲 大久保徳二郎)

この曲は、戦中の敵性音楽追放などといった日本政府の政策により、芸能活動の場を失っていたディック・ミネ自身にとっても復活を果たした曲でもあり、彼の代表曲ともなった。

歌詞の四馬路 (スマロ) とは四番街の意味で、現在は福州路という名前に変っている。

四馬路は、欧米の租界、虹口 (ホンキュ) は日本租界だった。

歌詞の 「青い夜霧に」 は、黄浦江の河口に租界 (上海バンド) があり、霧のロンドンのように霧が出やすく、そこに歓楽街の紅い灯、青い灯が映って冒頭の表現となっている。






3. 萬紅変身写真館 (静安区延平路)

静安区にある写真館で、ここはチャイナドレスや清朝、唐代などの中国古代の民族衣装を使った変身写真を撮影できる。

特徴は、日本の客をターゲットとしている事で、旅行客用の 「即日配達サービス」もやっている。

料金も手頃で、旅行で来て気軽に取っていける値段である。
(写真15カット、衣装着替え3着で 350元)













4. 上海花園飯店 (Okura Garden Hotel Shanghai 上海花园饭店)  (上海市茂名南路58号)

上海の中心部にある、ホテルオークラ直営の五ツ星ホテル。
立地条件は抜群で、地下鉄の駅「陝西南路」にも近く、観光や買い物や散策にも便利。

ロビーは元はフランスのクラブだったところで、バロック装飾が施されている。
ホテル内はすべて日本語でOK。部屋は、清潔で一通りの設備もそろっている。

朝食のバイキングはパンが美味しく、色々な料理があってオススメである。
交通アクセスは、虹橋空港から車で二十分、浦東空港から車で五十分。










5. 上海料理

紅焼と呼ばれる醤油ベースの濃厚な味付けに代表される上海料理。
海に近く、湖沼も多いため、魚、エビ、カニを使った料理が豊富である。


         
 紅焼肉    清炒蝦仁    糖醋排骨
 ホンシャオロウ    チンチャオシャーレン    タンツウパイグウ
皮付きの豚バラ肉。醤油と砂糖を
たっぷり使った甘辛い味付け。
  透き通った蝦の姿から 「水晶蝦仁」 とも。
薄い塩味だけのシンプルな味付け。
  骨付き豚のスペアリブ。
黒酢の風味と甘めの中国醤油の味付け。
         
         
 上海炒麺    揚州炒飯    小籠包
 上海焼きそば    ようしゅうチャーハン    シャオロンパオ
具は、豚肉・ニラ・白ネギ・チンゲンサイ。
醤油ベースの甘辛い味付け。
   蛋炒飯をベースにして様々な食材が
入った五目チャーハン。
  極薄の皮に豚ひき肉とアツアツの
スープがたっぶり。
黒酢と刻みショウガを付けて味わう。 
         













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