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浙江省概要 (http://wiki.chakuriki.net)


咸亨酒店 (かんきょうしゅてん)

紹興市にある 「咸亨酒店」 は、文豪魯迅の叔父が1894年に開業した造り酒屋。

魯迅の名作 「孔乙己」 (こういっき)  には、咸亨酒店が舞台として描かれている。

科挙になかなか合格できない知識人、孔乙己が毎日酒を飲みに来たという
設定になった場所である。

紹興酒の最高傑作『太雕酒』味わえるこの酒店は、 世界中の観光客で
連日の賑わいをみせている。


(浙江省までの交通)

成田から直行便で杭州蕭山国際空港(HGH)まで4時間。



1.日本で蜜柑のことを温州ミカンと言うことが有るが、この温州が在る所。
しかし、日本の蜜柑と温州とのつながりは無いらしい。

2. 反日教育の成果でデモが行われるときに上海に続く有名な都市、杭州がある。

3.南宋の穀倉地帯だった。

4.中国のなかでも、高所得者の多い地域である。

5.昔いしいひさいちが、中畑の調子はゼッコーチョー、広沢の調子は浙江省と言っているマンガを書いていた。

6.リッチな上海の隣なので杭州市もそれなりにリッチ。海外旅行は目じゃない。

城市の概要

寧波
1.歴史が古い港町。
2.遣唐使もここから大陸に渡った。

3.勘合貿易の時代に寧波の乱が起こった。
4.商売人が多く、上海の建設には彼らが深く関わっていたらしい。

5.日本語読みはニンポー。
歴史の先生の親父ギャグで使われる確率50%。



略称
浙 zhe


省都
杭州 こうしゅう


位置
中国の南東部沿海地域、長江デルタ以南に位置している。


面積
10万平方キロメートル。 (北海道と四国を合わせた面積)


気候
亜熱帯モンスーン気候に属し、年間平均気温は15℃から18℃。
5月と6月は降雨期。


人口
4,677万人。


主な都市

杭州 (こうしゅう) 市、富陽 (ふよう ) 市、寧波 (ねいは) 市、温州 (うんしゅう) 市、
嘉興 (かこう) 市、湖州 (こしゅう) 市、紹興 (しょうこう) 市、金華 (きんか) 市、
衢州 (くしゅう) 市、舟山 (しゅうざん) 市、台州 (たいしゅう) 市、麗水 (れいすい) 市。




概要

春秋時代は越国に所属、秦時代は会稽郡に所属、漢時代は揚州に所属していた。
五代時代には呉越地になり、唐代には浙江西路・浙江東路がおかれた。
清の康熙初年に浙江省と改名された。

銭塘江は省域面積の3分の1を流域とする最大の河川で、曲折が多いため浙江とも呼ばれ、省名の由来となっている。
上海の南に位置する沿海部に舟山群島など大小21000余の島々が散在している。
面積500平方メートル以上の島が3061あり、中国で島の最も多い省である。

市内には銭塘江、富春江、甌江 (おうこう) などの河がある。大きな湖は西湖、千島湖がある。

海岸平野や山間の盆地で稲作が行われ、南部の山間はサツマイモの栽培が多い。
工芸作物としてはジュート、ワタ、アブラナ、サトウキビがあり、養蚕と茶の栽培も盛ん。

山地は中国有数の竹材の産地で、スギ類やマツ類の用材も産する。
人民共和国成立後、大型ダムのほかに一万以上の貯水池、2000以上の小型発電所が建設され、灌漑、排水の施設が整えられた。

海岸では干拓も盛ん。沿岸では漁業が発達し、舟山群島には大規模な漁港がある。
貝類、コンブ類の養殖も盛ん。

地下資源は温州市平陽県の明礬 (みょうばん)、金華市の蛍石が古くから採掘されていたが、鉄、石炭、銅、鉛など多種の鉱山が開発されている。
工業は冶金、機械、化学、電子、綿、麻、絹の紡織、製紙、水産加工、醸造などがある。

杭州湾北岸一帯は古くから絹織物の産地として知られたが、近代的な紡織工場が建設された。
麗水市竜泉県の陶磁器、紹興市の酒、麗水市青田 (せいでん) 県の石彫など特産物に富む。
他に、黄岩ミカン (温州みかんの一種)、金華火腿 (中国式のハム) なども有名。

杭州市は銭塘江の下流左岸にあり、浙贛 (せっかん 杭州-湖南省株洲) 鉄道の終点である。
南部の中心都市は甌江の三角州に発達した温州市である。

特産工芸品は、シルク刺繍、
シルク扇子、羽毛扇子、竜泉の宝剣と青磁など。





観光スポット




杭州市は、中国八大古都の一で、豊富な観光資源を持つ省都。
隋代以降、江南運河の終着点として経済文化が発達し、「上に天国あり、下に蘇州・杭州あり (上有天堂、下有蘇杭)」 と讃えられる。

春秋時代、杭州は呉国に属していたが、越国が呉国を倒してから、越国の領土になった。
杭州はまた五代十国の時代、呉越国の都で、南宋時代には事実上の首都、臨安府が置かれた。

人口は703万人。特産物は、杭扇、杭州シルク、龍井茶 (杭州三絶) など。観光地は、西湖、白堤など。





① 西湖 (杭州市) (世界遺産)

杭州市の西にあることからこの名がある。
三面を水に囲まれ、一面だけは杭州市街と接している。

山青く水澄み、景色はすばらしく、名勝旧跡は枚挙にいとまない。
2011年6月の第35回世界遺産委員会で世界遺産 (世界文化遺産) として登録された。




② 銭塘江 (せんとうこう) (嘉興市海寧県)




銭塘江は杭州から東北の方向へ45キロ、海寧の塩官鎮に位置する。
銭塘江の潮は、「海寧の潮」 あるいは 「浙江の潮」ともいわれる。

毎年の中秋の頃に潮が満ちてくる時には、満ち潮を見にくる人が昼も夜も後を絶たず、天下の奇観といわれてきた。

銭塘江には潮を見るスポットが3ヵ所ある。
南宋の頃から、潮の逆流を見ることが盛んになった。

旧暦の7月~8月の間の 「秋分」 の前後は潮の落差が大きい。
しかも、この時期は台風の季節でもあり、銭塘江の流量も比較的多く、河川に海が流れ込み、天下唯一の奇観といわれる銭塘江の逆流が起こる。




③ 魯迅紀念館 (紹興市越城区魯迅中路)

日本への留学経験もある魯迅は中国近代文学の創始者である。
代表作には 「阿Q正伝」、「狂人日記」 などの名作は世界中に知られている。

魯迅の生家を利用した魯迅紀念館の構成は、魯迅故居、三昧書屋、陳列館からなる。
魯迅故居では当時の様子が保存されており、「紹興民俗博物館」 として公開されている。

三昧書屋 (さんみしょおく) は、魯迅が、12歳から17歳まで学んだ私塾である。
魯迅の席は、部屋の東北の角にあり、魯迅が使用していた机が残っている。

その机の右隅には「早」の文字が刻まれている。
魯迅が遅刻をしたために、恩師の寿鏡吾 (後の曙鏡湖) にひどく叱られたことがあった。
そのため自らを戒めるために彫ったものと伝えられている。




④ 普陀山 (舟山市普陀区)

普陀山は観音菩薩の聖地と称されて、浙江省舟山市普陀区に位置する。

杭州湾の出口から東シナ海海上を東に約100海里にある。

細長い形をした普陀山島で最高地点は仏頂山で海抜約300メートル。

四川省の峨眉山、山西省の五台山、安徽省の九華山と一緒に中国四大仏教名山と称される。

四大仏教名山の中には唯一の海上聖地で 「海天佛国」 と呼ばれる。

面積約13平方キロ、舟山群島と沈家門と海を隔てて相望んで、中国国家重点景勝地である。






⑤ 河姆渡 (かぼと) 遺跡 (寧波市余姚県)

河姆渡遺跡は中国南方早期新石器時代遺跡である。
寧波より約20キロ離れている余姚 (よよう) 河姆渡鎮に位置して、面積4万平方。

1973年から74年と1977年から78年の2回にわたり発掘作業が行われた。

水稲のモミが大量に発見されたため、人工的かつ大規模に稲の栽培が行われていたことが明らかになった。
これは世界でも最古の稲栽培の例である。

河姆渡では中国国内では最古の漆器も発見された。
陶器は黒陶、紅陶、紅灰陶など1000度前後の比較的高い温度で焼いたものが見られる。

一定の技術的水準にあったことを示している。
幾何学模様や植物紋が刻まれており、中には人頭をかたどったものや船をかたどった土器もある。






⑥ 江郎山 (こうろうさん) (衢州市江山県) (世界遺産)

中国では、「丹霞 (たんか) 地形」 という地理用語は、特別な地形的特徴と独特な赤色を持つ地形景観で、「薔薇色の雲」
あるいは 「朱色の霞」 のようなものを指している。

「中国丹霞地形」 は湖南省の莨山 (ろうざん)、広東省の丹霞山、福建省の泰寧、江西省の竜虎山 (亀峰を含む)、
貴州省の赤水 (せきすい)、浙江省の江郎山などで、中国南方の湿潤地域にある。

6カ所とも有名な丹霞地形の観光地区になっている。
2010年8月、6カ所の丹霞地形を一組として、世界自然遺産に登録された。

江郎山の丹霞地形は壮年期から老年期の代表である。
昔、江氏という3人の兄弟が山のてっぺんまで登り、3つの巨大の石になるため、この山が形成されたという、言い伝えがある。
そのため、江郎山と呼ばれている。

3つの巨大な石は、地面を貫いて360メートルの高さに突き出し、石筍と天柱の形をして、刀で切って、斧で割ってできたようである。
北から南へ「川」の字の形に並んでいて、順番に:郎峰、亜峰、霊峰と呼ばれている。

江郎山は国内外の観光客に 「神州丹霞の第一峰」 と称されている。






⑦ 京杭大運河 (けいこうだいうんが) (世界遺産)

北京から杭州までを結ぶ、総延長2500キロメートルに及ぶ大運河。
途中で、黄河と揚子江を横断している。

戦国時代より部分的には開削されてきたが、隋の文帝と煬帝がこれを整備した。
完成は610年。運河建設は人民に負担を強いて隋末の反乱の原因となった。

しかし、運河によって政治の中心地華北と経済の中心地江南、さらに軍事上の要地?郡が結合して、中国統一の基盤が整備された。
この運河は、その後の歴代王朝でもおおいに活用され、現在も中国の大動脈として利用されている。

2014年の第38回世界遺産委員会で世界遺産リストに登録された。


京杭大運河にかかる長さ京杭大運河92mの拱宸橋 (きょうしんきょう)。(杭州市拱墅 きょうしょ 区拱宸橋街道)

ゆるやかな三角形をした頂部中央の高さは16mになり、橋下の3つのアーチをくぐって船が往来する。
明代1631年に造営され、その後、修繕を繰り返し、清朝末期に現在の姿となった。







浙江省アラカルト



1. 西施 (せいし)

紀元前5世紀、春秋時代末の越国の女性。

紹興市諸曁 (しょき) 県 (現在の諸曁市) 出身。

美人として知られ、王昭君・貂蝉・楊貴妃を合わせて中国四大美女といわれる。

呉に敗れた越王勾践 (こうせん) から呉王夫差に献上され、寵愛 (ちょうあい) を受けた。

夫差が彼女の美しさにおぼれている間に呉は越に滅ぼされた。







2. 白堤断橋 (はくていだんきょう) (白蛇伝)  (杭州市西湖区孤山路)

西湖のほとりから孤山に伸びる土堤・白堤は唐代詩人白居易 (はくきょい) が杭州の地方官だった時に築いたもの。

柳や桃の並木が続く散策路になっている。

白堤の東端にかかる断橋は、橋の中央に向かってゆったりとしたアーチを描き、「断橋残雪 (断橋に残る雪)」 として
西湖十景のひとつにあげられる。

ここは南宋の杭州を舞台にした民間伝承 「白蛇伝」 のなかで、白蛇の精と許仙 (しいせん) がであった場所として知られている。




3. 龍井茶 (ろんじんちゃ)

杭州市特産の緑茶。
西湖の西に位置する龍井村で作られていたことからその名がつけられた。

色、香り、味にすぐれ、中国を代表する緑茶とされる。
清明節 (4月5日頃) の前に摘んだものは特に珍重される。








4. 紹興酒 (しょうこうしゅ)

紹興市で製造される黄酒 (ホアンチュウ 醸造酒)。
黄酒を長期熟成させたものを老酒 (ラオチュウ) と呼ぶ。

紹興酒は古ければ古いほどおいしく、このような年代物の老酒は芳香が鼻をくすぐり味にコクがあるという。

古い習慣では、子どもが生まれるとかめに入った紹興酒を地中に埋め、その子が成人し結婚するときに長年貯蔵してきたその酒の蓋を開け、
お祝いに来た客に振舞ったそうである。









中国語講座 「観潮」  


观潮

钱塘江 qián táng jiāng 大潮,自古以来被称为“天下奇观。”
农历八月十八是一年一度的观潮日。
这一天早上,我们来到了海宁市的盐官镇,据说这里是观潮最好的地方。
我们随着观潮的人群,登上了海塘大堤。
宽阔的钱塘江横卧在眼前。
江面很平静,越往东越宽,在雨后的阳光下,笼罩着一层蒙蒙的薄雾。
镇海古塔、中山亭和观潮台屹立在江边。
远处,几座小山在云雾中若隐若现。
江潮还没来有来,海塘大堤上早已人山人海。

大家昂首东望,等着,盼着。
午后一点左右,从远处传来隆隆的响声,好像闷雷 mèn léi 滚动。
顿时人声鼎沸,有人告诉我们说,潮来了!
我们踮着脚往东望去,江面还是风平浪静,看不出有什么变化。
过了一会儿,响声越来越大,只见东边水天相接的地方出现了一条白线,人群又沸腾起来。
那条白线很快地向我们移来,逐渐拉长,变粗,横贯江面。
再近些,只见白浪翻滚,形成一道两丈多高的白色城墙。

浪潮越来越近,犹如千万匹白色战马齐头并进,浩浩荡荡地飞奔而来;
那声音如同山崩地裂,好像大地都被震得颤动 chàn dòng 起来。
霎时 shà shí,浪头奔腾西去,可是余波还在漫天卷地地涌来,江面上依旧风号浪吼。
过了好久。钱塘江才恢复了平静。
看看堤下,江水已经涨了两丈来高了。



【注 釈】

【潮】 cháo   海洋中以及沿海地区的江河中受潮汐 cháo xī 影响而定期涨 zhǎng 落的水。(高潮。潮津波)
【钱塘江】 qián táng jiāng   中国、浙江省の北西部を流れる大河。
浙江・江西両省の境の仙霞嶺せんかれい山脈に発源し、杭州湾に注ぐ。
河口の三角江には、定時に高潮があり壮観。

【海塘】 hǎi táng 防波堤。
【横卧】 héng wò  把钱塘江比作人,说它像人横卧在大地上,形容钱塘江江面非常宽阔。
【笼罩】 lǒng zhào  象笼子似的罩在上面。本文形容雾很大。
【镇海古塔】 zhèn hǎi gǔ tǎ  浙江省海寧県塩官鎮の東南に位置する30メートルの六角塔。高潮の景勝地。
【屹立】 y ìlì  像山峰一样高耸而稳固地立着,常用来比喻坚定不可动摇。
【若隐若现】 ruò yǐn ruò xiàn   好像消失,又好像出现。形容似有似无的,不真切、不明朗。(見えつ隠れつ)

【昂首东望】 áng shǒu dōng wàng  抬着头,向东张望。
【闷雷】 mèn léi   声音低沉的雷。
【人声鼎沸】 rén shēng dǐng fèi   形容许多人在一起大声讲话,声音喧 xuān 闹,像开了锅一样。
(鼎,在古时候被用来当成做饭的锅用;沸,沸腾 fèi téng)

【横贯】 héng guàn 横着通过去。(横切る。横断する)
【齐头并进】 qí tóu bìng jìn   多方面同时前进。(一斉に向かって来る)
【洁浩荡荡】 hào hao dàng dang  浩荡,广阔,壮大。本课形容潮势很大。
【山崩地裂】 shān bēng dì liè 山岳倒塌 dǎo tā,地面开裂,多用于形容巨大的声响。文中用来形容潮水气势凶猛。

【颤动】 chàn dòng  短促而频繁 pín fán 地振动。(小刻みに揺れ動く)
【霎时】 shà shí  形容时间极短。
【余波】 yú bō  事件结束以后留下的影响。课文中指潮头过去以后留下的水浪。
【漫天卷地】 màn tiān juǎn dì  形容潮水汹 xiōng 涌,势头极大。
【涨】 zhǎng   水位升高。



【口語訳】

高潮を見物する

銭塘江の高潮は、昔から 「天下の奇観」 といわれている。
年に一度の 「高潮」 を見物できるのは、旧暦8月18日だ。

その日の朝、私達は海寧市の塩官鎮にやって来た。
ここは高潮の絶好の観覧場所といわれている。

私達は他の見物客の流れに従い、防波堤に上がった。
広々とした銭塘江が目前に悠々と横たわっている。

雨あがりの日差しの下、一面の薄霧に覆われた川面は東へ向かうほどに広く、穏やかに流れている。

鎮海古塔、中山亭、そして観潮台は河辺にそびえ立ち、
遠くに見える小山は、雲霧の中で見えつ隠れつしている。

高潮はまだやって来ないが、防波堤の上はすでに黒山の人だかりだ。
皆、頭を上げ東は眺めては、ひたすら待ち望む。

午後一時ごろ、ごろごろという遠雷の音が伝わってくる。
たちまち歓声が沸き起こり、誰かが声をあげた。「潮が来たぞ!」

私達はつま先立ちになり、東に目を移したが、川面はまだ何事もなく平穏で、何の変化も見られない。

しばらくして、音はますます大きくなり、ふと見ると東の水平線に一本の白い線が現れた。
ふたたび人々の歓声が沸き上がった。

白い線は急速に迫ってきて、次第に長く、太くなり、川面を横切ってやって来た。

さらに近くまでやって来ると、白い浪が逆巻いて、2丈ほどの高さの白壁を築きあげるのが見えた。
波はますます近づき、あたかも千万頭の白い軍馬が頭をそろえ、怒涛のように押し寄せるかのようだ。

大地は震動で小刻みに揺れ動き、まるで天変地異が起こったかのような物音である。
波は瞬く間に、勢いよく西に方向を変えたが、川面は依然として、余波がどっと押し寄せ、風が吹きすさび、波がごうごうと荒れ狂っている。

長い時間が過ぎた。
銭塘江はやっと落ち着いて穏やかになった。
堤防の下に目をやると、川の水は、2丈ほどの高さにまで上昇していた。










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