2004年12月2日 なっち紅白辞退 1月末まで活動自粛(スポニチ)

人気アイドルの安倍なつみ(23)が詩を盗作していた問題で、所属事務所は1日、安倍の芸能活動休止を発表した。
来年1月末までの2カ月間、すべての芸能活動を自粛するもので、大みそかのNHK紅白歌合戦出場も辞退する。
安倍はこの日、フジテレビ「FNS歌謡祭」の生出演も急きょ取りやめた。
精神的にかなり落ち込んでおり、休業が長期におよぶこともありそうだ。

日本中のアイドルファンを驚かせた安倍の盗作問題は、発表から一夜明けて、一層深刻な様相を呈してきた。

安倍はこの日午前「FNS歌謡祭」に生出演するため、会場となる東京・港区の新高輪プリンスホテルに入った。
しかし、午後7時から始まった本番にその姿はなく、直後に所属事務所がマスコミ各社に活動休止を発表した。

担当者によると、テレビ東京「ハロー!モーニング。」、フジテレビ「エンタ!見たもん勝ち」のレギュラー番組2本をはじめ、スペシャルユニット「後浦なつみ」として出演するはずだったNHK「紅白歌合戦」の出場も見合わせる。
この日、申し入れを受けたNHKも「残念ですが、申し出をお受けすることにした」と説明した。
同番組の実行委員会は「後浦なつみ」としてではなく、後藤真希(19)と松浦亜弥(18)の2人による特別ユニットでの出場を要請した。

活動休止の期間はとりあえず1月末までの2カ月間。「ほぼ毎日入っていたスケジュールのすべてをキャンセルした」(担当者)としており、既に収録済みの年末年始の特別番組にも出演辞退を申し出た。
特に1月3日に開幕する「ハロー!プロジェクト」の新春ツアーはモーニング娘。のリーダーで同期の飯田圭織(23)のモーニング娘。卒業公演も兼ねており、「なっち不在」のステージはファンに大きなショックを与えそうだ。

所属事務所など関係各所には、ファンなどから「相当数」(担当者)の問い合わせがあった。
安倍は「事の重大さからくる自責の念で、精神的にかなり落ち込んでいる」という。
休業が長期化する可能性もあるだけに、今後のファンの動向がカギをにぎりそうだ。

≪中澤が生番組で謝罪≫所属事務所から「安倍休業」が発表されたのと同時に、ハロプロの仲間たちは生出演していた「FNS歌謡祭」でファンに思いを伝えた。

この日はメンバー計46人による「ハロー!プロジェクトオールスターズ」としての出演。
代表して先輩の中澤裕子(31)が「なっちがしてしまったことは本当に大変なことだったと思います。本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。
その上で「再び一緒にステージに立てるまで、一緒に頑張っていきたいと思います」と胸中を明かした。
楽屋入りしていた安倍は自粛が決定した午後、会場を後にしている。(2004/12/2日 スポニチ)



2004年12月2日 盗作なっち紅白辞退、「後浦なつみ」は2人で(サンスポ)

元モーニング娘。の歌手、安倍なつみ(23)がエッセー集やラジオなどで詩を盗作していたことが発覚し、来年1月末まで、大みそかのNHK「紅白歌合戦」などすべての芸能活動を自粛することが1日、所属事務所から発表された。
紅白には後藤真希(19)、松浦亜弥(18)と3人で「後浦なつみ」として出演予定だったが、安倍抜きの後藤と松浦の2人のユニットとして出場することになった。

盗作問題が発覚した安倍が来年1月末まで2カ間、活動を自粛することになった。
この日、H・P・オールスターズの1人として生出演するはずだったフジテレビ系「FNS歌謡祭」でも、ハロプロリーダーの中澤裕子(31)が「安倍なつみがこのような問題で、心穏やかな状況になれないため、出演を自粛します」と語り、「ご迷惑をおかけしました」とハロプロ総勢45人で謝罪した。

事の発端は、モー娘。時代の平成12年に発売した写真集「ナッチ」と15年のフォトエッセー集「ALBUM1988−2003」、今年発売した同「陽光(ひかり)」の書籍3冊と、MBSラジオ「ヤングタウン」で作詞した作品中に盗作があることが、11月下旬にインターネットの書き込みなどで発覚。

先月30日に所属事務所も認め、aikoら盗用された作者に謝罪し、出版社に3冊の販売中止を申し入れた。
安倍自身も「人の詩やフレーズに勝手に手を加えて発表してしまいました。
軽率な行動で、本当に申し訳ありませんでした」と反省のコメントを出していた。

この日はさらに状況が進み、「事態の重大さを考慮し、関係者に迷惑がかからないように」(所属事務所)との理由で、本人の2カ月間に及ぶ活動自粛にまで発展。
注目の紅白歌合戦に対しても、同事務所がNHKに出場辞退を申し入れ、同局も了承。
後藤と松浦を含めた3人組ユニット「後浦なつみ」として出演予定だったが、当日は後藤と松浦の2人で出場することになった。

披露楽曲は後浦なつみのデビュー曲「恋愛戦隊シツレンジャー」が最有力だったが、安倍が抜けたことで同曲を歌うことが不可能になったため、後藤と松浦のソロ曲をメドレーで歌う可能性も出てきた。
そのことに、NHK、所属事務所ともに「話し合いはこれからで、まったく白紙の状態」としている。

いずれにせよ、7年間アイドル界を背負ってきた人気者が、年末年始にブラウン管から一切消えることになる。(2004/12/2日 サンスポ)


2004年12月2日 安倍なつみ盗作で紅白辞退 05年1月末まで活動自粛(報知)

フォトエッセー集などで発表した詞が盗作だったことが明らかになった元「モーニング娘。」の歌手・安倍なつみ(23)が1日、来年1月いっぱいまで、すべての活動を自粛することを所属事務所が発表した。
安倍は年末のNHK紅白歌合戦にもユニット「後浦なつみ」のメンバーとして出場が決まっていたが、出演を取りやめる。
この日放送されたフジテレビ系「2004FNS歌謡祭」では先輩の中澤裕子(31)が謝罪のメッセージを発表した。

生放送歌番組で発表 モー娘、中澤ら謝罪

生放送のステージで、なっちの活動自粛が突然発表された。
トップアーティストが集うフジテレビ系「2004FNS歌謡祭」のステージに、安倍の姿はなかった。

モー娘のメンバーら「ハロー!プロジェクト・オールスターズ」が登場した後、司会の楠田枝里子が安倍の活動自粛をファンに説明。
リーダー格の中澤裕子(31)は「なっちがやったことは大変なこと。本当に申し訳ありません。でも再び一緒に活動できるまで、私たちは頑張ります」と厳しい表情で謝罪。
ほかのメンバーも全員、一斉に頭を下げた。

明らかになった盗作騒動。その影響は大きかった。
所属事務所によると「事の重大さからくる自戒の念により、精神的にはパフォーマンスを行える状態ではない」とこの日、会場まで来たものの出演を中止。
騒動を受け、ファンからの激励があるとしながらも「決して甘えは許されることではない」と、来年1月末までの間、すべての活動を自粛することに決めた。

昨年までモーニング娘。のメンバーとして6回連続出場し、今年は後藤真希(19)、松浦亜弥(18)とのユニット「後浦なつみ」での出場が決まっていた紅白も辞退する。
NHKでは「ご出演いただけないのは残念ですが、この申し出をお受けする」とし、大みそかは後藤と松浦の2人で出場することになる。

騒動のきっかけは「安倍の作品に盗作の疑いがある」とするインターネットでの指摘。
所属事務所の調査で、写真集やフォトエッセー集、ラジオのレギュラー番組の作詞コーナーで発表した詞に、盗作と判断されるフレーズがあったことが分かった。

どのアーティストの作品からかは明らかにしていないが、小室哲哉やaiko、JUDY AND MARYなどの歌詞の一部とみられ、所属事務所は30日に関係者に謝罪。
この日は今後のスケジュールにかかわるテレビ局など関係各所への報告や活動自粛の理解を得るために追われた。 (2004/12/2日 報知)



2004年12月2日 なっち紅白辞退 盗作問題で“謹慎”「後浦」2人で出場(東京中日)

元モーニング娘。のメンバーで人気歌手の安倍なつみ(23)が写真集などに書いた詩の一部に盗作があった問題で、安倍の所属事務所は1日、同日から来年1月末まで安倍のすべての芸能活動を自粛すると、発表した。
NHKは同日、事務所側からの申し出を受け、安倍の紅白歌合戦への出場辞退を了承した。

安倍は1日のフジテレビ系「2004FNS歌謡祭」に出演予定だったが、「自戒の念から、精神的にパフォーマンスを行える状態でない」(所属事務所)と出演を取りやめた。
ファンからの激励も届いているというが、事態の重大さから「甘えは許されることではない」(同)と判断。事務所と本人が話し合い、活動自粛を決めたという。

安倍は後藤真希(19)松浦亜弥(18)とのユニット「後浦(のちうら)なつみ」で紅白出場が決定していた。
11月24日の初出場者の会見で「2004年を締めくくる最高のパフォーマンスをします」と抱負を語っていた。
同ユニットは後藤、松浦の2人だけで出場する。

盗作があったのは、写真集「ナッチ」やフォトエッセー集2冊に載せた詩、ラジオ番組のコーナーで作詞した作品。
ファンからの指摘を受け、事務所が11月30日に盗作の事実を公表し、安倍は「軽率な行動だった」と謝罪コメントを出した。
盗作は小室哲哉やaikoの歌詞の一部からとみられ、関係者には既に謝罪し、出版社に3冊の販売中止を申し入れたという。(2004/12/2日 東京中日)


2004年12月2日 紅白は 後藤と松浦の2人で(デイリー)

NHK広報部「所属事務所から紅白歌合戦への安倍なつみさんの出場を見合わせたい旨申し出がありました。
ご出演いただけないのは残念ですが、申し出をお受けすることにいたしました。
これを受けて、紅白歌合戦実行委員会は『後浦なつみ』さんとして出場予定の3人のうち残る2人の出場について検討しました結果『後浦なつみ』さんとしてのご出場ではなく、後藤真希さんと松浦亜弥さんの2人のユニットとしてご出場いただくことにしました」(2004/12/2日 デイリー)



2004年12月2日 紅白辞退18年ぶり…なっち盗作問題で自粛 ユニットは「後浦」で (ZAKZAK)

歌手、安倍なつみ(23)がエッセー集などで発表していた詩が盗作だったことがわかり、大みそかのNHK「紅白」を辞退、来年1月末までの芸能活動を自粛することになった。
1日、所属事務所が発表した。
紅白辞退は昭和61年に北島三郎(68)が暴力団の新年会出席で辞退して以来18年ぶり。

安倍は後藤真希(19)、松浦亜弥(18)とのユニット「後浦(のちうら)なつみ」として紅白に出演予定だったが、安倍を除く2人で出演する。

安倍の盗作は、小室哲哉、aikoらアーティストの歌詞、相田みつをの詩まで幅広く、インターネットの掲示板などで指摘されていた。(2004/12/2日 ZAKZAK)