2月6日     エッシャーのトリック・アート
直線上に配置

これは エッシャーの絵で、もっとも有名な、だまし絵と呼ばれるものです

永遠に流れ続ける滝、奇妙な建物の階段をのぼっていくと、いつの間か下の階にでてしまうといったたぐいの、錯覚を利用した作品です。

実際にはありえないものを絵の中でいかにもあるように描いていきます。

生命の連鎖であったり 永遠性であったり 神秘の世界であったり、エッシャーの絵を見ていると いろいろなことが連想されます。

彼は、立体を平面に描こうとしたそれまでの絵画のあり方自体を、「だまし」であるととらえていました。

エッシャーはそこからもう一歩すすんで、ありえないものを「絵」の中で、ありえそうに 描いていこうとしたのでした。



エッシャー Maurits Cornelis Escher 1898〜1972 錯視(錯覚)の効果をもちいてユニークな作品をのこしたオランダの版画家。

彼のトリック・アート(だまし絵)は日本でも美術の教科書や、多くのグラフィック・デザインの本に取り上げられています。

この絵のイメージは Optical Illusions のご好意により使用させていただいています。