2月28日     アラベスクの踊り方 (Arabesque) 
直線上に配置
     
       
      Irina Perren (Swan Lake)

    Mussorgsky Ballet Theater

    (Mikhailovsky Theater) 1998
 
     



片足のつま先で立ちます。体はしゃんとまっすぐに、脚はぴんと伸ばしましょう。


トゥシューズをはけば、体重はちゃんとつま先にかかります。

挙げた脚は、床と平行になるようにまっすぐ伸ばし、足くびに気をつけてつま先まで一直線になるようにします。


上げた脚と同じ側の腕もまっすぐ伸ばし、軸足の流れるような動きに従って、やや開きかげんに回します。

指先まで一直線になるように、けっして気を抜いてはいけません。


もう一方の手は後ろに伸ばします。

頭をしゃんと高く揚げ、顔は正面を向きましょう。



このポーズは、飛ぶのを阻止されている様子、もしくは、これから飛ぼうとしている様子を表現しているのです。

数多いバレエのポーズの中でもっとも美しいといわれるポーズがこのアラベスク。


どちらかの足を軸にしてもう片方を後ろ90度の位置までピンと伸ばします。

アラベスクの変形に、軸足を半分曲げるポーズもあります。


ロシアのダンサーは、後ろの脚をひざから上に曲げるポーズ(アティテュード Attitude)をよくとりますね。

バレエの振り付け師は、さまざまな変形をよく考え出すものです。



(レニングラード国立バレエ団 レッスンマニュアルより)


直線上に配置

    レニングラード国立バレエ団(Mikhailovsky Ballet)オフィシャルサイト http://www.leningrad-ballet.jp/dancer/