4月13日      ヴァルキュリー  (Valkyrie)   
直線上に配置

ヴァルキュリーは、戦死者の館ヴァルハラ(Valhalla)にて主オーディン(Odin)に仕えている侍女たちの総称である。

彼女たちは空を駆ける駿馬にまたがって地上の戦場を駆け巡り、勇敢な戦死者の魂を見つけると、その魂をヴァルハラへと招いた。

彼女たちの姿を見ることができるのは、ヴァルハラへと招かれる資格のある、勇ましい魂の持ち主だけだった。

ヴァルキュリーたちの仕事は、戦死者の魂をヴァルハラへと導くだけではない。

ラグナロク(Ragnarok 終末の日)に備えて鍛錬を積む彼らの身の回りの世話も行ったのである。
鎧や兜をまとった戦いの乙女から、ヴァルハラの住人に酒やシチューを振る舞う美しい侍女へと姿を変えるのである。


ワーグナー(Richard Wagner)の楽劇「ニーベルンゲンの指輪(Der Ring des Nibelungen)」に登場するブリュンヒルド(Brunhild)は、
雄々しく戦うヴァルキュリーのイメージとは一転して、物語のヒロインとして可憐に助けを待つ存在として描かれている。

                                               Myths&Legends(Philip Wilkinson)


   

「ヴァルキュリーの騎行」(Ride of the Valkyries)

 ワーグナー 楽劇 「ニーベルンゲンの指輪」第一夜「ヴァルキュリー」第三幕 前奏曲