4月29日 乙女の祈り (Badarzewska) |
ピアノを習わせたいけど・・・
(いくつから習わせたらいいの?)
3才から5才の頃に習いはじめると音感教育には最適かと思われます。
指の運動能力を伴いますので、できるだけ早期からはじめたいですね。
(電子ピアノではダメですか?)
習いはじめの頃は電子ピアノでも良いかもしれません。早目に、ピアノに切り替えをおすすめします。
ピアノのタッチと電子ピアノのタッチでは鍵盤の重さが違います。
(練習時間はどのくらい必要なのですか?)
ピアノは毎日練習することがとても大事です。頭、指、目、耳、心の機能を同時に使うわけですから練習がものを言います。
幼児の場合は目安として30分でも良いから毎日練習すれば良いでしょう。
一定の時間が来たらピアノにむかうことを約束させるなど、ピアノを弾くことが生活の一部となればしめたものです。
小学生以降になれば長時間でも集中して練習できるようになります。
(全日本ピアノ指導者協会「ピアノレッスンFAQ」より)
乙女の祈り(La priere d une vierge)Op.4 変ホ長調 (演奏:小宮山愛)
鍵盤の重さは調節できる?
「レッスンで使うピアノは鍵盤が軽くて弾きやすいのに、どうして家のピアノの
鍵盤は重いのだろう?」と感じたことはありませんか?
鍵盤の重さというのは、弾いたときの感覚で判断される場合があります。
物理的な鍵盤の重さはほぼ同じだとしても、響きが良く明るい音が出たら
「軽く」感じるでしょう。
反対に、響きが悪く暗い音が出たら「重く」感じるはずです。
例えば、ピアノの調律によって音量や音色を整えると、鍵盤が軽くなったとか
弾きやすくなったと感じる場合があります。
つまり、音量や音色がそのまま「重い」「軽い」の感覚につながるのです。
とはいうものの、鍵盤の重さを物理的に調節することもできます。
鍵盤の深さは10ミリ±0.5ミリの範囲内で紙(フェルト)を抜き差しして、
深さを調節します。
9.5ミリくらいにすると運動量が減るため「軽く」感じ、10.2ミリくらいに
すると運動量が増えるので「重く」感じられるのです。
指に力をつけるために、あえて「重い」鍵盤のピアノを選ぶという人もいます。
人それぞれですが、手や指が未発達の児童に無理やり「重い」鍵盤を弾かせると
成長にもよろしくありません。