5月5日     ヴィヴィアン  (Viviane)             春夏秋冬
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ヴィヴィアンは、湖の底の異界の城で暮らす水の精霊である。

彼女には、湖の乙女(Lady of the Lake)、湖の貴婦人(Dame du Lac)、などの別名もある。

アーサー王伝説では、剣を失ったアーサー王(King Arthur)にエクスカリバー(Excalibur)を与えたとされている。

彼女は、魔術師マーリン(Merlin)に出会い、マーリンに恋をする。
マーリンは、ヴィヴィアンに魔術と様々な能力を教えた。

しかし、彼女はマーリンを魔法で「迷いの森(Forest of Broceliande)」に監禁してしまう。
これがアーサー王の国力を大きく削ぐこととなる。

魔法使いとなった彼女は、少年ランスロット(Lancelot)を誘拐し、湖の中にある異界でランスロットを育てる。
ランスロットの異名、「湖の騎士(Lancelot of the Lake)」はこれに由来している。

ヴィヴィアンは、アーサー王の守護精霊でもあった。
カムランの戦い(Battle of Camlann)の後、アーサーの代理人であるベディヴィア(Bedivere)からエクスカリバーを回収した。

また彼女は、致命傷を負ったアーサーを迎え入れ、アヴァロン(Avalon 至福の島)へいざなった「9人の貴婦人(Nine Ladies)」の一人でもあった。

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