5月11日 Windows 95 1995年(平成7年) |
1995年(平成7年)は、パソコンの歴史にとって重要な年である。
1995年11月22日深夜、秋葉原は、異様な熱気に包まれた。
23日午前0時から発売されるマイクロソフトの最新OS、「Windows 95」 を求める人たちが、各ショップにあふれていたのだ。
発売開始の午前0時には、昼間でも見たことのないほど、人と車が集まった。
秋葉原は、かつてないほどの興奮と熱気で埋まり、歩道から人がはみ出し、車を警察が規制するまでになった。
一般の人はまだ、インターネットなどという言葉すら知らなかった時期。
「Windows 95」さえあれば、なんでもできると思い込み、パソコンさえ持っていないのに、この長蛇の列に並んだ人がいたという。
この狂乱にも近い騒ぎによって、「Windows 95を知らないと生きていけない」式のテレビ報道が繰り返された。
コマーシャルは、「Windows 95」で埋まり、あらゆるニュース番組が「Windows 95」をとりあげた。
Windows 95ブームは、ひとつの社会現象となったのである。