6月10日 イスタンブールの猫
イスタンブールの街角を歩くと、至る所で路地猫に遭遇する。
イスラム教では、猫は神聖な生き物とされている。
イスラム教の開祖、ムハンマドが大変な猫好きだったからだ。
こんなエピソードが伝わっている。
一匹の猫がムハンマドの着ている衣の袖の上で眠っていた。
だがこの時、礼拝の時間が近づいていた。
ムハンマドは猫の眠りを妨げたくなかった。
そこで猫を起こさないようナイフで自分の服の袖を切り取って、礼拝に向かった。
このため、イスタンブールでは、街ぐるみで路地猫を保護している。
猫を大切に扱い、彼らに食事を与えることは善行とされているのだ。
イスタンブールの最大の観光名所といえば、ハギア・ソフィア教会。
ユスティニアヌス帝が建てた、巨大なドームをもつビザンツ式の建築。
直径30mの円屋根は、ロドス島で造られた軽いレンガでできている。
アクセスは、ハギア・ソフィアホテル(Hagia Sophia Hotel)から徒歩5分。
ホテルの部屋の窓からもハギア・ソフィア教会が眺められる。
モネンヴァシアのハギア・ソフィア教会
ハギア・ソフィア教会は世界各地にある。さすが大帝国ローマだ。
モネンヴァシアは、橋一本でギリシア本土とつながった島。
島の内部は、岩塊で車は入れない。
岩だらけの道を進むと、街はずれの丘の上にハギア・ソフィア教会が見えてくる。
空と海を背景に、崖の突端に建つ教会は、まさに絶景だ。
(The church of Hagia Sophia in Monemvasia)