この世界は、二重の支配構造から成り立っています。
一つは、国家による支配で、もう一つは各国の中央銀行による支配です。
中央銀行といえば、政府機関の銀行と言うイメージがあります。
しかしアメリカの中央銀行である、FRB(米国連邦準備制度理事会)は、完全な民間企業です。
アメリカ政府は一株たりとも持っていません。
中央銀行の目的は、国の通貨を発行し、利息をつけて政府に貸し付けることです。
これを「通貨発行権」といいます。
実際に FRB が刷るドルというお金は、米国債を担保に FRB がアメリカに貸し付けた債権です。
アメリカ政府はドルが必要になると、米国債を発行して FRB に渡します。
FRB は米国債と引き換えに無からドルを創造し、アメリカ政府に渡すのです。
アメリカ政府、つまりアメリカ国民は利息を支払う義務を負います。
同時に「連邦所得税法」が制定され、連邦所得税が徴収され、それが FRB に流れるという壮大な搾取システムが出来上がるのです。
中央銀行は、通貨の量を調節することによって、人々の財産を通常の何分の一かの価格で収奪できます。
たとえば、通貨の流通量を増やすことによってお金の価値が下がり、モノの値段が上がります。
インフレによって国民の貯金はあっという間になくなります。
次に通貨の供給量を突然減らします。
物価は暴落し、銀行家達はタダ同然の値段で土地や不動産を買い占めることができます。
各国の中央銀行は、政府機関ではなく私有銀行なのです。
イングランド銀行、ドイツ連邦銀行、スイス国立銀行、イタリア銀行、日本銀行などは政府機関ではなく、本当の所有者は民間の銀行家であり政府の干渉を拒絶しています。
日銀は、日銀法で資本金の55%を政府が保有していますが、政府に議決権はありません。
各国の中央銀行を束ねているのは、スイスのバーゼルにある国際決済銀行(BIS ビズ)です。
設立の目的は、第一次世界大戦の敗戦国であるドイツの戦争賠償金を、円滑に戦勝国に分配することでありました。
しかし、永世中立国であるスイス国内に銀行を持てば戦争に際し、両陣営に資金を提供することが可能になります。
また、戦争が起こっても安心して財産を保管できることになります。
実際、第二次世界大戦中、英米の中央銀行は、戦争を引き延ばすために BIS を経由して、ナチスに大量の資金援助を行っていま した。
また各国の元首(ヒトラーや昭和天皇など)は、戦費調達のための秘密口座を BIS に開設していました。
国家を利用し、かつ国家から収奪する最も有効な手段が戦争でありました。
敵味方関係なく様々な国に資金提供し、どちらが勝っても負けても必ず利益が得られるというのが「彼ら」の常套手段です。
このようにして「彼ら」は世界中の国家の支配権力を握ってきたのです。
世界支配体制を目指す「彼ら」が、他の国を乗っ取るために必要なのは、まさにこの金融システムです。
これだけあればいいのです。
その前提となるのが民主主義です。
それは、まずスパイを送り込んで「民主化運動」を扇動し、政権を倒した後、傀儡政権を打ち立てて中央銀行を創設するのです。
そこで通貨の発行権を握ることによって、その国を完全支配してしまうのです。
2003年3月、欧米はイラクが大量破壊兵器を貯蔵して中東地域に脅威を与えていること、
またイラク国民をサダム・フセイン大統領の圧政から解放するため、武力攻撃に踏み切りました。
イラクのサダム・フセイン政権はあっけなく倒れました。
しかし、イラクから大量破壊兵器は見つかりませんでした。
その後イラクは、シーア派を基盤とするイラク新政府が樹立されました。
しかし、「イスラム国」を自称するスンニ派武装組織が勢力を伸ばし、内戦状態に突入してしまいました。
リビアのカダフィ大佐はアフリカに金本位制の新しい通貨をつくろうとしていました。
リビアの中央銀行は欧米の国とは違い豊富な金(ゴールド)を保有する国有銀行でありました。
金と石油で潤うリビアは「石油の支払いはドルやユーロではなく、金(ゴールド)でないと駄目」と言いかねません。
この理由から、リビアは2011年2月、見せしめとして侵略され、最高指導者のカダフィも抹殺されました。
「彼ら」が戦争をおこす時は、マスコミを使って全くのデマを流して戦争に持ち込むのです。
リビア侵攻の名目は、大量殺戮の危機にさらされたリビアの民間人を保護するためでありました。
しかし、リビアの反政府派に資金援助し、大規模な反政府デモに乗じて、カダフィを叩き潰したというのが真相です。
「彼ら」にとって、戦争ほど儲かるものはありません。
国が中央銀行から利息付きで莫大なお金を借りなければならないからです。
戦争は「彼ら」に莫大な利益をもたらしますが、一般大衆が、彼らに踊らされている事に気づく事はありません。
旧政権が打倒されたイラクとリビアは、前後して中央銀行制度が成立しました。
しかしイラクとリビアの国民が、その後、幸せになったという情報は未だに聞いた事はありません。
「華麗なる陰謀」 http://tweez.net/kareinaruinbou/
イルミナティ (Illuminati)
陰謀論でよく話題になるイルミナティは、特権階級の集団組織である。
たとえば、各国の中央銀行や軍需産業、また石油メジャー、CIA、IOC、WHO、
抗がん剤、がん保険、コロナワクチンなどの利権集団も、この組織に所属している。
1%の富裕層が世界の富の半分を所有する、などと聞いたことがあるだろう。
そういった富裕層で構成されているのが、この組織に所属するメンバーである。
メンバーは、企業家がメインであるが、政治家、投資家、軍人、大手メディアなども
彼らを支持、補完するメンバーとして登録されている。
軍需産業が軍やテロリストに様々な兵器を供給することによって、政府の統治能力が
高まるように、この組織は、お互いの利権を守るために作られたものなのだ。
だが、人種、宗教、言語の違いをこえて、彼らが結束した理由はひとえに「金」だった。
金のためなら、彼らは非人道的、常識から著しく逸脱するような行動をとることもある。
たとえば、スパイ組織として知られるCIAは、諜報活動だけでなく、サウジアラビアなど、テロ支援国家への支援、
ハッキングやサイバー攻撃、さらには、国家に不利益をもたらす要人の排除までも行っている。
戦争やテロ、搾取や貧富格差の拡大の問題がなくならないのはこのためである。