8月1日  世界の七不思議 (4) マヤ遺跡 (Chichen Itza)   春夏秋冬
直線上に配置


チチェン・イッツァは、ユカタン半島にあるマヤ文化の都市遺跡。

巨大なピラミッド「エル・カスティーリョ」(El Castillo)や天文台など、
当時の高度な知識と技術を物語る遺跡が多く現存している。

チチェン・イッツァに都市が築かれたのは、7世紀ごろのこと。
最盛期には、3万5千人もの人々が暮らしていたといいます。

「エル・カスティーリョ」、別名「ククルカン神殿」(Kukulcan)は、底辺四方 55m、高さ 30m。

春分と秋分の日に太陽がピラミッドの階段を照らすと、できた影が、
階段を下りてくる白蛇(ククルカン)のように見えるよう設計されています。
神殿の春秋分の影まで計算して一年を測定していたと思われます。


戦士の神殿 (Templp los Guerreros)

神殿の前に、マヤの雨神、「チャクモール像」(Chacmool)があります。
お腹の皿の上に生贄の心臓を載せたと言われています。


                 






古代マヤ人は、数学、天文学が異常に発達していました。
0(ゼロ)という概念を最初に発見したのがマヤ人とも言われています。

建築施工技術も謎ですが、それ以上に設計・計算・測量などが
古代にどうやってここまで正確に出来たのか、大きな謎です。


また、マヤ文化で使用された文字は非常に特徴的です。

マヤ文字は人物や動物をかたどった絵文字であり、日本語の漢字と同じく
表意文字としてだけでなく表音文字としても使われていました。

たとえば「こんにちは」という表音文字は、次のようになります。




チチェン・イッツァまでの交通 日本から直行便でメキシコシティまで15時間。
国内便でユカタン半島のメリダ(Merida)まで2時間。

メリダから観光バスでチチェン・イッツァまで3時間。
現地のことばは、スペイン語です。