9月22日        喝采 1972年 (昭和47年)
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いつものように 幕が開き
恋の歌 うたう私に
届いた報せは 黒いふちどりがありました
あれは三年前 止めるあなた駅に残し
動き始めた汽車に ひとり飛びのった
ひなびた町の 昼下がり
教会の前にたたずみ
喪服の私は 祈る言葉さえ失くしてた

つたがからまる 白いカベ
細いかげ 長く落として
ひとりの私は こぼす涙さえ忘れてた
暗い待合室 話すひともない私の
耳に私のうたが 通りすぎてゆく
いつものように 幕が開く
降りそそぐ ライトのその中
それでも私は
今日も恋の歌 うたってる

作詞 吉田 旺   作曲 中村泰士
唄   ちあきなおみ


1972年9月にリリースされたちあきなおみの13thシングル。
まるで映画のワンシーンのように物語を喚起させる冒頭の歌い出し。
その切々とした歌唱が胸を締め付けます。

この年のレコード大賞を小柳ルミ子の「瀬戸の花嫁」と競い、大逆転で受賞。
NHK「紅白歌合戦」にはこの曲で3回目の出場を果たしました。
その後、女優やタレントとしての才能も買われ、コンスタントに芸能活動を継続していましたが、
1992年、夫・郷氏の死去に伴い活動を休止してしまいました。

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