11月 18 日       ドゴン族  (Dogon peopl) 
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マリは最貧国の一つだが、多民族国家ゆえ豊富な民族文化が育まれており、
特徴的な歴史遺産と相まって、アフリカの中でも観光客からの評価が高い。

とりわけドゴン族は、その特有な仮面を用いた踊りでつとに知られている。
複雑な模様で装飾された木彫りの仮面は、精霊や人間、動物を表すという。
祭りの日、仮面をつけた人々で村はあふれ、神秘的な神話世界が現出する。

ドゴン族は高度な天文学知識を持っており、その壮大な宇宙観、世界観は、
最新の天文学と合致することから、学界に衝撃を与えている。




                   



以前、NHKが「アインシュタインロマン」(1991年10月)という番組を制作し、
その中で、ドゴン族の長老にインタビューを行ったことがある。

長老に「宇宙はどうやってできたのか」と聞くと、長老は「宇宙は無から始まった。
その宇宙は急激にふくれて、いまのような宇宙になった」と述べた。

それに対してインタビュアーが「アインシュタインという人の理論にも同じような
話がある」と返すと、長老は「彼は、我々の話を聞いたのだろう」と答えた。


(アクセス)

日本(羽田)からフランスのパリまで直行便(JAL)で14時間30分。
パリからマリの首都バマコ(Bamako)まで直行便(Air France)で 6時間。

バマコからドゴン族の住むバンディアガラ(Bandiagara)まで車で14時間(700km)


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