12月17日   フリュネ(Phryne)             春夏秋冬
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美人は無罪

ギリシアの雄弁家ヒュペリデスが冒涜罪で訴えられたフリュネという娼婦の弁論に立った。
しかし、さっぱり利き目がなかった。

そこで彼女は法廷の衆人環視の中でさっと服を脱ぎ捨て、全裸になった。
すると裁判官たちは「こんな美人に罪があるはずがない」と彼女に無罪判決を言い渡した。


娼婦のフリュネは、アフロディテのモデルになったことで冒涜罪に問われてしまった。
男友達のピュペリデスに弁護を頼んだが、頑迷なる裁判官たちを納得させる事は出来なかった。

そこでフリュネは、非常手段に出た。
裁判官らはフリュネの体を見て驚嘆し、無罪を宣告した。
こんな神々しい体を持つ女が神を冒涜するはずがないと思ったのだった。

古代ギリシア人は、人間の肉体を神の創った美しい作品として捉えてきた。
だからアフロディテやアポロンなどの裸体を肉体美の理想として彫刻としたのだ。


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