12月20日 八十日間世界一周 (クイーンエリザベス2世号)
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クイーンエリザベス号は、静かに、かつ優雅にニューヨークを出港した。
客船では世界一の最高速度32ノットを誇るが、航海は約23ノットに抑えて進む。
向かい風を受けながら揺れもなく快適な航海だ。

処女航海以来、今年で30年目。人間に例えるなら、女盛り。
7万トンを超えるグラマラスな肢体が大海に一直線の航跡を残し、白い波頭はやがてエメラルドグリーンに変わる。

乗客は日本人約90人を含めて約900人。
うち、世界一周クルーズ客は220人で、日本人は2人。客の大半は年配のカップルだ。

夕焼けを背景に、船尾のデッキで出港パーティーが始まった。
軽音楽バンドが奏でる ヴィクター・ヤング のヒット曲「アラウンド・ザ・ワールド」で開宴。
年配の西洋人カップルを先頭に、様々な国の人々が踊りの輪に加わる。

慣れない船内をさ迷ううち、フロリダ州出身のジョン・ヘネシーさん(60)と出会い、ビールを飲みながら談笑した。
敬けんなカトリック信者のヘネシーさんは、6人の子育てを終え、2年前に再婚。
彼の言葉を借りるなら、現在「新婚生活を楽しんでいる」。

映画やエアロビクス教室など、夜はコンサートやショーが開かれ、退屈しない。
美容室や幼稚園もあって洋上都市の様相だ。欧米紙や日本語の新聞・雑誌まで読める。
乗員、スタッフの国籍も様々で、まさに「多国籍軍」の布陣である。

(世界一周クルーズ料金 30-50万ユーロ。 主な寄港地は以下のとおり)
ニューヨーク→マイアミ(フロリダ州)→カタルヘナ(コロンビア)→パナマ運河→アカプルコ(メキシコ)→ロサンゼルス→ホノルル(ハワイ州都)→シドニー→メルボルン→バリ島→マニラ→神戸→香港→シンガポール→プーケット(タイ)→コロンボ(スリランカ)→ナポリ→マルセイユ→リスボン(ポルトガル首都)→ニューヨーク

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