12月19日  男はつらいよ 知床慕情  1987年 (昭和62年)            邦画名作選
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知床にやって来た寅次郎は、その地で獣医の順吉と出会い意気投合する。

そんなある日、順吉の娘・りん子が東京から戻ってきた。
結婚に破れて傷心の里帰りだったが父親・順吉は冷たく迎える。

一方、順吉は隣人の居酒屋のおかみ・悦子に魅かれていたが、気持ちを言い出せずにいた。
恋のベテランを自認する寅次郎は、煮え切らない順吉の態度にしきりに苛立っていた。

そんな中、悦子が店を辞めて、内地へ戻ると言い出した。
順吉は何か言いたそうだが、言えない。寅は「男らしく気持ちを言え」と促す。


北海道の知床を舞台に、無骨な獣医と居酒屋のおかみを結びつける寅次郎の奮闘を描くシリーズ第38作目。
寅さんとマドンナ竹下景子の恋に加えて、三船敏郎と淡路恵子という渋いカップルの恋愛模様が描かれる。

恋に悩む男の恋愛指南を何度も務めてきた寅次郎だが、自分より年上の男を助けるのはシリーズ初である。
昔気質の口下手な三船敏郎に、ウブな男子学生のような告白をさせてしまうクライマックスは何とも痛快。

この作品で三船は日本アカデミー優秀助演男優賞を受賞、自身の晩年の代表作となった。

 
 
  制作 松竹
  監督 山田洋次
           
  配役   車寅次郎    渥美清           りん子    竹下景子 
      上野順吉    三船敏郎          悦子    淡路恵子 

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