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ポセイドンPoseidon/ネプチューン(Neptune) 海神。
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ポセイドンはゼウスの兄で、海を司る神である。
ゼウスにはハデス(長兄)とポセイドンのふたりの兄がおり、ティタン戦争の勝利の際、三人はくじ引きをして世界を分けた。
このとき、ポセイドンは海を支配することになった。
ポセイドンの武器は先が三つに分かれた三叉の矛(ほこ)で、これが彼のトレードマークである。
この矛で海をかき混ぜて、荒波を起こしたり、ときには地面を突いて泉を噴出させることもあった。
ポセイドンはかなり激しい気性の持ち主で、機嫌を損ねると地震や津波を引き起こした。
そのため、人々に恐れられる神だった。
一方、相当の野心家でもあったようで、ほかの神々が守る都市の統治権を我が物にすべく、たびたびいざこざを起こしている。
そのポセイドの妻は、アムフィトリテという名の美しい海のニンフである。
しかしポセイドンは、彼女以外にも複数の女神や人間の女性と交わって多くの子供を持った。
彼もまたゼウスに負けず劣らずの女好きだったのである。
アミュモネ(Amymone ナイアス Naias 水のニンフ)との間にナウプリオス(Nauplios)、
アムフィトリテ(Amphitrite ネレイス Nereis 海のニンフ)との間にトリトン(Triton)とベンテシキュメ(Benthesikyme)、キュモポレイア(Kymopoleia)、ロデ(Rhode)、
アルキュオネ(Alkyone プレイアス Pleias)との間にヒュリエウス(Hyrieus)、
イフィメデイア(Iphimedeia テッサリア王トリオパス Triopas の娘)との間にオトス(Otos)とエフィアルテス(Ephialtes)、
エウリュアレ(Euryale クレタ王ミノスの娘)との間にオリオン(Orion)、
エウリュテ(Euryte ニンフ)との間にハリロティオス(Halirrhothios)、
エウロペ3(Europe)との間にエウフェモス(Euphemos)、
ガイアとの間にアンタイオス(Antaios)、ライストリュゴン(Laistrygon)、カリュブディス(Kharybdis)、
カナケ(Kanake アイオロス2 の娘)との間にホプレウス(Hopleus)、ネイレウス(Neireus)、エポペウス(Epopeus)、アロエウス(Aloeus)、
カリュケ(Kalyke アイオロス2 の娘)との間にキュクノス(Kyknos)、
カリロエ(Kallirrhoe オケアニド Oceanid 海のニンフ)との間にミニュアス(Minyas)、
アトランティス大陸の原住民の娘クレイト(Kleito)との間に、アトラス2(Atlas)、ガデイロス(Gadeiros)、アムフェレス(Ampheres)、
エウアイモン(Euaimon)、ムネセオス(Mneseos)、アウトクトン(Autokhthon)、エラシッポス(Elasippos)、メストル2(Mestor)、
アザエス(Azaes)、ディアプレプレス(Diaprepres)、
ケライノ3(Kelaino プレイアス Pleias)との間にリュコス(Lykos)、エウリュピュロス(Eurypylos)、
サラミス3(Salamis ナイアス Naias 水のニンフ)との間にキュクレウス(Kychreus)、
デメテルとの間にアレイオン(Areion)とデスポイナ(Despoina)、
テュロ(Tyro エリス王サルモネウス Salmoneus の娘)との間にペリアス(Pelias)とネレウス(Neleus)、
トオサ(Thoosa 海神フォルキュス Phorkys の娘。海のニンフ)との間にポリュフェモス(Polyphemos)、
ハリア(Halia 海洋神ポントスの娘。海のニンフ)との間にロドス(Rhodos)、ダイモネスプロセオス(Daimones Proseoous 六人の息子)、
ヒッポトエ(Hippothoe メストル Mestor の娘)との間にタフィオス(Taphios)、
ペリボイア4(Periboia)との間にナウシトオス(Nausithoos)、
メドゥーサとの間にペガソス(Pegasos)とクリュサオル(Khrysaor)、
リビュエ(Libye ナイアス Naias 水のニンフ)との間にアゲノール(Agenor)、ベロス(Belos)、レレクス(Lelex)、
リュシアナッサ(Lysianassa ナイアス Naias 水のニンフ)との間にブシリス(Busiris)を儲けた。
(The Encyclopedia Mythica)