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ゼウスZeus/ジュピター(Jupiter) 天空神・雷神。
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「天空」の意。クロノスとレア(ティタン神族)の子。最高神。
クロノスが兄姉たちを飲み込んだ後、ガイアに助けられ、クレタ島のディクテの洞穴で生まれた。
そしてクレテス(Kreteus 精霊)やニンフたちによりアマルテイア(Amaltheia 山羊)の乳で育てられた。
父クロノスとその兄弟ティタン族との戦い(ティタノマキア Titanomachia)では、タルタロスに投げ込まれた者たちを味方にすれば
勝利を得るだろうというガイアの予言に従い、キュクロプスとヘカトンケイル(Hekatoncheir)を解放した。
キュクロプスたちは、ゼウスに雷霆(らいてい)を、ハデスにはかぶると姿の見えなくなる兜(Helm of Hades)を、
ポセイドンには三叉の矛(トライデント)を贈った。
ゼウスたちは、これらの武器でティタン族を征服し、彼らを奈落タルタロスに幽閉し、ヘカトンケイルたちを牢番に任命した。
そしてくじによって、ゼウスは空、ポセイドンは海、ハデスは冥界の支配権を得ることになった。
ゼウスは、多くの女神や人間の女と交わって多くの子供を得た。
アイギナ(ナイアス Naias 水のニンフ)との間にアイアコス、
アルクメネ(ミュケナイ王エレクトリュオン Elektryon の娘)との間にヘラクレス、
アンティオペ(Antiope ナイアス Naias 水のニンフ)との間にゼトス(Zethos)とアムフィオン(Amphion)、
イオ(ナイアス Naias 水のニンフ)との間にエパフォス(Epaphos)、
エウリュノメ(Eurynome オケアニド Oceanid 海のニンフ)との間にカリス(Charis)たち、
エウロペ2との間にミノス、サルペドン、ラダマンティス、
エレクトラ3(Electra プレイアス Pleias)との間にイアシオン(Iasion)とダルダノス(Dardanos)、
カリスト(Kallisto アルセイド Alseid 森のニンフ)との間にアルカス(Arkas)
セメレ(テバイ王カドモスの娘)との間にディオニュソス、
ダナエ(アルゴス王アクリシオス Akrisios の娘)との間にペルセウス、
タユゲテ(Taygete プレイアス Pleias)との間にラケダイモン(Lakedaimon)、
テミス(ティタン神族)との間にホーラたち、
デメテルとの間にペルセフォネ、
ニオベ2(ヘロポネソスの王族フォロネウス Phoroneus の娘)との間にアルゴス、
ヒュブリス(Hybris アイテル Aither とガイアの娘)との間にパン、
プルト(Pluto オレアド Oread シピュロス山 Sipylos のニンフ)との間にタンタロス、
プロトゲネイア(Protogeneia デウカリオンの娘)との間にアエトリオス(Aethlios)とオプス(Opus)、
正妻ヘラとの間にヘベ(Hebe)、アレス、エイレイテュイア(Eileithyia)、
マイア(Maia プレイアス Pleias)との間にヘルメス、
ムネモシュネ(Mnemosyne ティタン神族)との間にムーサたち、
メティス(オケアニド Oceanid 海のニンフ)との間にアテナ、
レダ(アイトリア王テスティオス Thestios の娘)との間にポリュデウケス、ヘレネ、
レト(ティタン神族のコイオス Koios の娘)との間にアポロンとアルテミスを儲けた。
(The Encyclopedia Mythica)